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尖らせ252 ページ14

私は頭が良い方ではない。

だが鈍感というわけではない。






だから、









黒子さんのその言葉を聞いて勝手に、

もしかしたら…と期待をしてしまうものだ。









「黒子さ…」


「分かってもらえましたか?」


「っ…」









彼の少し火照った頬、

今にも涙がこぼれるんじゃないかというほどにキラキラ光る瞳。

羞恥心からなのかギュっと結ぶ口元。





前で自転車をこぐ高尾さんは驚くほどに一言も発さない。


























言うならば、きっと

今しかない。



















「…黒子さん。あの、私…」


「はい、」









もしも彼の心情が私の思うそれと違ったならば、

それはそれでいい。



むしろ清々しい程だ。

泣きながら高笑いしてやる。







だけど、









もし私と思うことが同じならば…



















「私…黒子さんと会うまでバニラシェイクが嫌いでした。」


「…え。あ、はい。」


「……なんであんなに甘いもの…飲めるのかなって。」









同じならば、









「だけど、私…最近ずっと心臓が甘ったるくて、でも時々すっぱくて。」


「…。」


「自分でも変なこと言ってるなって思います。けど…、」









それでも

涙で顔をぐしゃぐしゃにするだろう。









「い、いつの間にかあなたを目で追うようになって…それで、その…」


「……はい。」


「私…バニラシェイクみたいなこの甘ったるさが今じゃすごく心地よく感じるんです。」









見上げる黒子さんの顔が歪む。




あぁ、なに泣いてるんだ私。

そう思いながら手の甲で目元をぬぐえば再び大粒の涙が溢れた。

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ユキ(プロフ) - ぱに仔@元猫男爵さん» かわいくない!わかった! (2015年8月7日 13時) (レス) id: bae07e7071 (このIDを非表示/違反報告)
ぱに仔@元猫男爵(プロフ) - ユキさん» …もう、可愛いなぁw(( あ。そうだ…コメ欄での会話禁止らしいのね汗 もしよければボードの方に移ろうかなと思うんだけど…。 (2015年8月6日 23時) (レス) id: c0094570c8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ぱに仔@元猫男爵さん» 落ち着く………… (2015年8月6日 9時) (レス) id: bae07e7071 (このIDを非表示/違反報告)
ぱに仔@元猫男爵(プロフ) - ユキさん» そっかそっか……よしよし、((笑 (2015年8月5日 17時) (レス) id: c0094570c8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ぱに仔@元猫男爵さん» ごめん……嬉しくて…… (2015年8月2日 16時) (レス) id: bae07e7071 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫男爵 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年1月25日 23時

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