チーム分け ページ6
絵心「お前らが護衛か？」
うっわ、上から目線すぎｗｗ
モテないよ？
条野「ええ」
絵心「チームは……2−2−1で別れてもらって……ZとYとVに入れ」
条野「じゃあ、私はVに行きましょうか」
『え？だめだよ？条野さんはてっちょーちゃんと一緒だよ？』
条野さんが露骨に嫌そうな顔をする。
ま、てっちょーちゃん止められるのは条野さんが一番だからねー。
立原「あ、じゃ、俺Yに行きます」
��子「じゃあ、わしはAと一緒じゃ！よろしくのぅ」
やったー！
てるちゃんと一緒！
ちょっと怖いけど←
『んじゃ、この振り分けね。じゃ、先進も』
口を開けたままの扉をくぐると、私は不覚にもゾクリとしてしまった。
高揚感、好奇心……なんとも表しがたい感覚が私を襲った。
その様子を、絵心さんはじっと見ていた―――。
・・・・・・・・・・・・
てるちゃんと着替えて指定の部屋に向かうと、中には男子高校生が10人余りほどいてびっくりした。
私達もてるちゃんの異能で高校生くらいの見た目だけど(身長は安定の低さ)さすが、サッカーやってるだけはある。
一番小さそうな人でも175はありそう。
あと、ぼーずくんが近づいてきたのではねのけておいた。
絵心「着替えは終わりましたか、才能の原石どもよ」
絵心さんが手をワキワキさせながらしゃべる。
私はてるちゃんが機嫌を損ねないかひやひやして絵心さんの話、全く聞いてなかった。
……なにやんの？
そのとき、天井からガコッと音を立てて開いた。
そこからサッカーボールがポン……と静かに落ちてくる。
いやまてまてまて。ほんとに何すんの⁉
絵心「さあ、オニゴッコの時間だ」
鬼ごっこ？
絵心「制限時間は136秒。ボールに当たったヤツがオニとなり、タイムアップの瞬間にオニだった一人は、ファックオフ野郎です」
「あとハンド禁止ねー」
あ、要するに人に当てればいい、ってことね。
すると、モニターに
『オニ―――五十嵐栗夢』と五十嵐を模しているらしいイラスト、そしてデジタル時計のカウントダウンが表示された。
五十嵐「305位……最底辺の俺が最初のオニかよ」
「やってやんよ。みんな、誰が脱落しようと恨みっこなしだぜ……」
―――サッカー人生をかけたオニゴッコ、キックオフ――――！
五十嵐「うぉらぁああ！」
五十嵐が人がたまっているところに突っ込んでいった。
……アホだな。
放っておこう。
――――
変なところで切ってごめんなさい！
続きは明日、更新します！
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作者名：時雨、ときどき猫。 | 作成日時：2023年5月30日 6時
