第１２曲 ページ14
『足は急に力が入らなくなる時があるだけで、後は皆と同じだから大丈夫だよ？それに、今までも大丈夫だったしね』
大丈夫だとアピールするために、ポンポンと軽
く自身の足を叩いて見せる。
(…衣更くんが心配してくれるのは嬉しいけれど、足のことをコンプレックスに感じてる私にとって少し複雑な気分だ…。)
すると、朔間くんが不思議そうに私を見た
「あれ…あんた足悪いの？気がつかなかったけど車いすもあるし…」
今気づいたと私の近くにある車いすと私の足を
交互に見る。
それを見て、私は朔間くんに朝のホームルーム
で話した足のことをもう一度説明するのだっ
た…。
「ふぅ〜ん…そうだったんだ」
私の説明に納得したように朔間くんが頷く
それにほっとしていると、朔間くんは維持悪く
口角をあげた
「…だから急に俺を襲ってきたんだ…」
「襲う？」
『さ、朔間くん！？』
意味あり気に言った朔間くんの言葉に衣更くん
が首を傾げる。
朔間くんが言わんとしてることがなんとなく予
想がついて慌てて朔間くんを止めようとするけ
ど、朔間くんは構わず続けた
「うん、そーなの。目を覚ましたら転校生が俺の上で何かしてて…急に俺に覆いかぶさってきて…」
『そ！それは語弊があるといいますか…！！確かに押し倒した形になっちゃったけど誤解であって…！』
「フフフ…最近の女子高生は大胆だねぇ…。おじいちゃんビックリしちゃった」
なんとも意地悪そうに笑う朔間くんにあたふた
と慌てる。
…ていうかおじいちゃん！？
顔に熱が溜まり、いろんなことに混乱する頭が
ショートしそうになる
どう弁明しようか慌てていると、衣更くんから
助け舟が出された
「凛月、そのへんにしとけ。てゆうか彩ノ瀬で遊ぶな！」
「あぅ…暴力反対…まったくま〜くんはおじいちゃんを労るって気持ちがないんだから…」
ペシリとニヤニヤ笑う朔間くんの頭を衣更くん
が叩く
「ったく、彩ノ瀬が可哀想だろ？彩ノ瀬、本当にごめんな」
『う、ううん！大丈夫！』
とりあえず止まった朔間くんの悪戯に、助け舟
を出してくれた衣更くんにほっと息を吐きなが
ら力なく笑う。
なんだか凄く体力を使った気分だ…。
「酷いなぁま〜くんは…若者をいびるのが老人の囁かな楽しみなのに…」
「んな酷い楽しみ方は今すぐやめちまえ！」
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朔櫻 実桜(プロフ) - skyさん» ご報告ありがとうございます！こんな重要なミスに気づいていなかったなんて、恥ずかしいかぎりです(><)生徒1人1人の重要な名前を間違えないように気を付けます！ありがとうございました！！ (2016年10月28日 8時) (
レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
sky(プロフ) - あ、凛月の漢字間違ってますよ！ 僕ならまだ直してほしいな~、で終わりますけど、人によってはほんとに怒ってしまったりする人がいるので気をつけてくださいね！ (2016年10月28日 7時) (レス) id: 7c313187b0 (このIDを非表示/違反報告)
朔櫻 実桜(プロフ) - 美羽さん» この度は、ご指摘、閲覧共にありがとうございました！美羽様の鋭いご指摘に、細かなところまで読んで下さったのだと嬉しく感じます(,,･ω･,,)。まだまだ未熟な私ですが、今後ともよろしくお願いいたします！コメント、ありがとうございました！ (2016年10月18日 23時) (レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
朔櫻 実桜(プロフ) - 美羽さん» ご指摘ありがとうございます！改行や間などに関して、私も読み返しては未熟さを痛感しております。まだまだ拙い文章ではありますが、これからもっと読者様の読みやすいものを書いていくことが出来るよう、精進していく所存であります。 (2016年10月18日 23時) (レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 言い方がキツくてすみません。上から目線発言もお見受けされましたら申し訳御座いません。長々と失礼致しました。 (2016年10月18日 20時) (レス) id: 7a1c8a1b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔櫻 実桜 | 作成日時：2015年11月28日 23時
