### ページ15
＜きりやん＞
その後はもう凄い。
シャークんとセオ君は、まるで他の面子を忘れたように殺り合った。
シャークんがセオ君を倒したかと思えば、次はセオ君がシャークんを倒す。相打ちも少なくはなく、俺達は他の奴ら同士で殺り合っていたが、気付いた。
「これ、タイマンの勝負見てた方が楽しくね？」
ただ、勢いづいた2人を止めるのは困難だとも悟ったので、俺達はカメラマンとしてその激戦の様子を撮っていた。
PSという域で済ませていいのか分からない。そのくらいの試合だった。目の端に相手を見れば即座に弓を打ち、撃たれれば身をくらます。俺なんか何回見逃したことか。
今回は幸い、生放送ということで1試合の最長時間を決めてあったので、その試合は2人の相打ちを機に終わりを告げた。
ナカ「いやー、なんかもう…。」
きん「途中っていうか序盤から別ゲーだったよね。」
シャ「楽しかったー。こんなガチのタイマン久々じゃね？」
ブル「なんかもう怖かったわ。」
きり「うん。俺達もう引いてたもん。」
『あぁ、楽しかった！』
噛みしめるようなセオ君の声が聞こえて、俺は笑ってしまった。さっきの奴どこいったんたよ。
ナカ「もー、なんか2人が楽しんでたからこんなに時間経っちゃったじゃん。もう一戦やる予定だったのにどーしてくれんのー？」
『えっ、今どのくらい放送してます？』
ナ 「もう終わりだよ。」
『えっ、本当ですか！？』
きん「なんならこっちで決めてた予定時刻過ぎてるからね…w」
『えっ、えっ、本当ですか！？ちょっと早く言ってくださいよ！』
きり「いや、正直あの戦い止めるほどのことじゃないよ、どうせ予定だったから。いや、マジで見てても面白かったもん。」
ブル「ほんとね！あとっwあとさぁ、シャークんが凄い生き生きしてるの面白かったw」
スマ「ほんとそれ。シャークんマジで楽しそうだったよなw」
シャ「いや、本当に楽しかった。こういう勝負最近してなかったし、セオ君とタイマン初めてだったし。」
『ってかまずゲームの内容違ってましたもんねw』
ナカ「そうなんだよwwゲーム違うしっていうw」
スマ「でもコメント俺チラチラ見てたんだけど、みんな楽しんでたっぽい。」
『本当ですか？なんか本当もう…すみません。』
きり「なんで謝んのw」
『だって…ねえ？いきなり押しかけといて別ゲーやり始めるっていう…もうただの迷惑野郎じゃないですかこんなん。』
きん「そこまで言わなくても…ww」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽいぽい(プロフ) - 瀬奈さん» ほんとですか！？なんかもう最近口調分かんなくて(特にワイテルズさん)そう言って貰えると凄い嬉しいです！ありがとうございます！！ (2019年7月31日 16時) (
レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - よく見たらtn氏だけじゃなく他の人まで口調そのままで草 (2019年7月31日 16時) (レス) id: a0f3363f6f (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(プロフ) - tn氏の口調まじでめっちゃ似てますね。 (2019年7月31日 16時) (レス) id: a0f3363f6f (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 伊吹さん» うわぁありがとうございます！なかなか発展しなくて本当にすみません…。頑張ります！ (2019年4月5日 13時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
伊吹 - めちゃんこ好みですわぁ！更新が楽しみです(●´ω`●)頑張ってください！ (2019年4月5日 2時) (レス) id: cf81f76ffe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年3月3日 22時
