大切な毎日 7

… ページ49

【大吾side】


さっきまでは ごめんなさい〜！って焦って反省してる姿見せてたのに、多分もうどれだけ謝っても俺が手を緩めることはないやろうなって察したんか、一気に開き直って駿のせいにし始めた流星。

もうごめんなさいは聞こえてこーへんし、さっきから『駿のせい！』『ばか！』『あっち行け！』とかばっかで完全にいじけモードになってる。

どんだけ拗ねてようと、お仕置き中にその態度は今まで1回も許した覚え無いねんけどな？


大吾「流星、ええ加減にしなさい。もっとも〜っとお猿さんのお尻にせな分からんの？」


流星「、っっぅ、っうぅ〜〜っ...！っ......ふぅ、っ...うえぇぇぇぇぇぇぇん......」


一旦手ぇ止めて、ヒクヒク震えてる背中を何回か撫でる。

お尻はもうさっきよりも濃くなってるし、触ったらまだ熱がある。手形のとこを撫でたら、流星の体がビクッ...て小さく跳ねた。


流星「もぉ、っむりぃ...！！っひっぅ...！っもぉやだぁぁっ」


そう言って、流星が俺の膝押しのけて床に転がった。

油断してもうたから一瞬で逃げられたし、泣きじゃくりながら廊下の隅に移動してる。


大吾「...流星。特別に、今回は見なかったことにしたる。はよ戻りなさい」


流星「むりぃ、、っむりいぃ...！っわあぁぁぁぁぁん......」


大吾「流星、お膝」


流星「ひいぃ...っっぅ、っふえぇぇえぇ〜！っぃやっ...いやあぁっ...」


困ったなぁ。
ほんまは俺やって可愛い可愛い流星のこと、こんな怒りたないし泣かせたないんやで？
けど、お仕置きちゃんと受けられへん子には厳しくするって昔からのルールなんやもん。
やから、いくら可愛い流星でも甘くしてあげられへんなぁ。


大吾「八つ当たりで弟のこと叩いて、自分でお尻出せんくて、お膝からも逃げて......流星、今日何個も悪い子してんねんけど、分かってる？」


流星「っ、っっ...！！っふぇ...っぅ...」


大吾「こんなにいっぱい悪い子した子はどうなるか教えたる。来なさい」


座り込んでる流星の腕を捕まえて、そのまま引き上げて歩かせる。
向かってる先が俺の部屋やって分かった瞬間、流星は一気に顔を青くして全力で抵抗しだした。


流星「ひぃっっ...！！っぃや、いややぁっいや...！！ぱ、ぱぱのおへや、っはいらへん...！」


大吾「あかんで。うんと悪い子はパパのお部屋や」

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