大切な毎日 7

門限と嘘(青/緑) ページ26

丈パパと和也くん(小3)


遅くなってしまいすみません！
リクエストありがとうございます‪( ¨̮ )︎︎♡



✿


【和也side】



和也「はぁ、っはぁ…！！」


いつもの公園から家までの道を、汗垂らして必死に走る。
前の土曜日にパパから買ってもらった腕時計見たら、門限からとっくに30分は過ぎとった。


和也「やばい、やばいやばいやばいってぇ〜！」


あとちょっとで家なのに、信号が丁度赤に変わってもうて。
も〜！て焦りながら足踏みして、信号が変わるのを待った。


俺がこんな焦ってんのは、訳があんねん…。
実は昨日も門限破ってもーて、「次はないで」てパパに言われたばっか。

パパ、いつもは優しいんやけど、怒る時はほんまに怖いから…。
なんだかんだ1回目は許してくれるんやけど、2回目ってなったら鬼になる。次は無いでって宣告までされたもんやから、今からお尻ムズムズして泣きそうやった。



信号が青なった瞬間ダッシュして、何にも考えられへん急いで走ったら、やぁっと家についた。
ついたのはええんやけど……この先におるパパの様子を想像したら怖すぎて、足が動かへん。
けど、このまま家入らへんかったら時間だけ過ぎてもっと怒られるだけやから、全身の力振り絞って玄関の扉開けた。


和也「た、ただいまぁ…」


丈「遅い！！何時やと思ってんねん！！」


ひぃ…やっぱ雷落ちてきた……！
扉開けた瞬間、目の前でパパが腕組んで俺の事見下ろしてた。
眉毛と口元がピクピクしてて、ちょっと…いや、かなり怒ってんのが伝わってくる。


丈「2日連続で門限破るなんてええ度胸やな」


和也「ひぃ……っち、ちゃう、ちゃうんやってぇ〜！」


丈「何がちゃうや！こっち来い！」


和也「わあぁっ…ぱぱ、っま、まってぇぇ…！」

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