大切な毎日 7

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最悪や〜！！って謙杜が顔真っ赤になってて、さっきからかわれた分めっちゃスッキリした。


謙杜「で、でもほら、昔のことやから！昔の！」


大吾「言うて昔でもないやろ？高校生になっても泣かされとったくせに」


恭平「え？まじで？」


謙杜「だぁ〜〜！！大吾くんの鬼！！やってさぁ、ほんまに怖かったんやで！？今よりぜんっぜん鬼やった！！」


大吾「こーら、誰が鬼や」


まあ、怒った父さんが鬼なのは俺もよお知っとるけど。


恭平「謙杜って、やっぱ昔からやんちゃやったん？」


謙杜「おい、やっぱってなんや、やっぱって」


大吾「やんちゃなんてもんやないってぇ。しかもごめんなさいもなかなか言えへん子やったからまいっかいお尻真っ赤っかにしてたもん。俺毎日のように手ぇ痛めてたんやで」


恭平「うわぁ、やっぱ父さんも昔から鬼やん」


謙杜「やろ〜〜？？そうやろ？？大吾くんの恭平への叱り方やって、俺ん時に比べたら超優しい方やで？」


嘘やろ、俺父さんから叱られる時はめっちゃ厳しされてる方やと思っとったけど、謙杜の時はそれよりも厳しかったん？
昔の父さん、怖すぎやろ…。


駿佑「なぁ〜〜、おなかすいたぁ」


ずっと大人しく父さんの腕に収まってた駿が、お腹押さえて訴えだした。
確かに、言われてみれば俺も腹減ってきたかも。


大吾「じゃ、そろそろお昼兼ねて外出よか。恭平も準備しぃ」


恭平「ん。分かった」


駿佑「おひる、なにたべるん〜？しゅんな、おにくがええ！あと、アイスと〜」


さっきまであんな泣いとったくせに、もうケロッとしてはしゃぎながら外食楽しみにしてる駿。
まあ、機嫌治ったんならよかったわ。






…さっきは高校生なっても泣かされてた謙杜のことからかってた俺やけど、自分やって今でもたまに父さんの膝で泣かされてんのは一生の秘密やな…。

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