大切な毎日 7

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駿佑「……もおこわいだいごくんやない…？」


大吾「怖ない怖ない、もう怒ってへんよ。俺も、駿ええ子なったな〜ってよしよしさせてや」


父さんにおいでおいでってされて、駿が恐る恐る父さんの方に移動する。
駿が父さんのとこに移動した瞬間、ぎゅーーって思いっきり抱きしめられて頭も撫でられてた。


謙杜「恭平、見すぎやろ。笑 ……あ！もしかして、恭平もパパにいい子いい子してもらいたいん〜？笑」


恭平「は、っはぁ！？」


な、何言うてんの！？！
動揺しすぎて焦って、全然言葉が出えへん。


大吾「え〜〜恭平そうなん？？ええよぉ、おいで？いっぱいぎゅーしたる！」


恭平「は、な、っそ、そんなん思ってへんし！！謙杜のアホ、変なこと言うなって！！」


俺がそう返したら、謙杜と父さんは声出して笑ってるけど…笑い事やない！恥ずすぎるわ！


うわ、めっちゃ顔あっつい。絶対真っ赤なってる。


恭平「…てか、謙杜が駿にあんな怒れるとは思わへんかったわ」


昔っから、駿に怒る謙杜なんて全然見て来おへんかったから、謙杜も駿のことちゃんと怒るんやって意外やった。


謙杜「えー、そう？家では割とビシバシやってんで？笑」


恭平「えぇ、まじ？？」


大吾「信じられへんよなぁ。笑 あんなに俺の膝でわんわん泣いてたちっちゃかった謙杜が今や一丁前にパパやってるとかさぁ…」


謙杜「ちょお！！な、どんだけ昔のことやと思ってんの！！恥ずいってぇ！！！」


謙杜が照れ隠しで父さんのことをバシバシ叩いたら、父さんはケラケラ笑ってる。
駿が、ぽかん…て顔しながら大吾くんと謙杜の顔を交互で見とった。


駿佑「パパも、だいごくんにおしりぺんされてたん？」


謙杜「う、っ…！ほらぁ、駿が余計なこと聞いてきた！！」


大吾「別にほんまのことやろ？恨むなら悪ガキやった自分のこと恨み。笑」


恭平「駿。駿のパパも、さっきの駿みたいに俺の父さんから尻叩かれてわんわん泣いてたんやって」


謙杜「き、恭平！！！」

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