大切な毎日 7

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大吾「駿、ほんま可愛ええなぁ。1番可愛ええ時よな」


謙杜「けど、最近口答えばっかなんやで？？やだとかうるさいとか…」


大吾「パパに似たんちゃう？笑」


謙杜「もーー、ちゃうって！！」


俺の父さんと謙杜は、歳が11個も離れてる。
じいちゃんもばあちゃんも昔から忙しくって全然家におられへんかったらしくて、父さんがほぼ親代わりみたいな感じで弟の謙杜の面倒見てたんやって。


謙杜「今日さぁ、近くのショッピングモールでちょっと買い物したいんやけど」


大吾「あぁ、ええよ。車出すわ。恭平はどうする？行く？」


恭平「あーー…んー、どうしようかな」


昔は自分でも思うくらいめちゃくちゃ父さんっ子やったから、どこに行くにも何するにも父さんにひっついてたけど。
もう俺も中3やし、最近はあんま買い物にも着いて行かんくなった。父さん曰く、「恭平が最近ついてきてくれんくなって寂しい…」らしいけど。


駿佑「きょーへー行こ、一緒に行こ〜〜」


…駿に誘われたら、断れへんわ。


恭平「行く」


大吾「じゃ、落ち着いたら行こか。それまでのんびりしてよ」


駿佑「ぱぱぁ、アイスたべたい！あの、さんこのやつ…！」


謙杜「はいはい、トリプルな。今日は特別やで。笑」


駿佑「え、ほんま…？ええの！？」


やったー！なんて駿が喜んで、表情はニッコニコ。
アイスだけでこんな機嫌良くなれるとか、ほんま羨ましいわ。笑

自分の朝飯食い終わった後は、適当に駿の遊びに付き合ったり、ゲームしたりして、午前をダラダラ過ごした。

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