大切な毎日 7

約束を破ったら(桃/黄) ページ13

駿パパと謙杜くん(年中)


リクエストありがとうございます‪( ¨̮ )︎︎♡



✿


【駿佑side】


謙杜｢なんでぇ〜！おそといく〜！｣


外遊び用の帽子被って、お出かけリュック背負いながらぎゃんぎゃん騒いでんのは俺の息子の謙杜。
さっきから、｢こーえんいく！｣てずっと駄々こねっぱなしやねん。


駿佑｢今は外暑っついから、もうちょい涼しくなってからってお話ししたやろ。この暑さの中外で遊んだら謙杜倒れるで｣


謙杜｢たおれへん！だいじょおぶやから〜！｣


体を動かしたい盛りの謙杜に遊びの制限をかけるのは可哀想やけど、あまりに気温が高い日はうちは外遊び禁止にしてる。行くとしても、夕方になって気温が少し下がった時に行かせてんねん。
今日みたいな気温じゃ、いくら対策してても熱中症なる可能性大ありやし。


駿佑｢大丈夫やないわ…今日が今年で1番暑い言われてるんやで｣


謙杜｢〜〜っじ、じゃあ、べらんだ…！べらんだであそぶぅ…！｣


駿佑｢んーー…ま、ベランダくらいなら…。
じゃ、ご飯食べたらな｣


謙杜｢やだ、いまぁ！｣


駿佑｢えぇ…お昼食べてからにしよや｣


謙杜｢いやぁ！っっもぉ、けんと、ひとりでべらんだいく！ひとりであそぶ〜！｣


駿佑｢あ。そんなんしたらどうなるか分かってるやろ？｣


謙杜｢…っっだ、っ、、だっ、てぇ…！｣


謙杜1人だけでベランダ出たらあかんってルールがあんの分かってるくせに、わざとこういう事言うんやから…。

謙杜がベランダに出てええのは、基本俺が一緒におる時か俺が見てる時だけ。
過保護かって思われるかもしれへんけど、子どもやから何するか分からへんしもしかしたら最悪事故にも繋がるかもしれへんから。


謙杜｢うわぁぁぁん、だって、っっだってぇ〜！｣


謙杜が１回こうなったら、どんだけ優しく諭してももう聞かへんってのは分かってる。
こういうのはもうハッキリ言わなあかんな。


駿佑｢謙杜｣


謙杜｢っっ……｣


駿佑｢どんだけ騒いでも今はお外出ませんっ｣


謙杜｢〜〜っ…！｣


目ぇ合わせて、キッパリそう告げたら謙杜の目にはみるみる涙が溜まってく。
あ、始まる始まる…


謙杜｢……っうわぁぁぁぁぁぁああんっっ｣


耳塞ぎたいくらいの音量でびーびー泣き出す謙杜やけど、心を鬼にして あかんよ！て拒否する。
ここで甘やかしても、意味無いから。

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