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そうやんなぁ。
こんな最初からお尻赤なってたら、絶対痛いに決まっとるわ。
和也「大ちゃんのお口から、先生が1番聞きたい言葉出て来おへんなぁ」
パァンッッ!パァンッッ!
大吾「わあぁぁぁぁぁんっっ!…っぃたいぃっいたいってぇ〜!」
和也「大ちゃん?悪いことしたらなんて言うんやっけ?」
すっかりホカホカになった大ちゃんのお尻に一旦手を置いて、特大のヒントまで出して聞いたる。
けど、大ちゃんはただ泣きじゃくることだけに必死みたい。
大吾「おしりいたいぃ…っいたいのいやっっ…!うわあぁぁんっ…」
ふるふる首を横にふる大ちゃんを見て、
ふぅ…ってため息。
置いてた手を離して、もう1回振り上げた。
バチンッ!
大吾「ぃッッ〜〜っ!?ひぃ…!」
和也「そうやって泣いてるだけならお尻ペンペンずっと終われへんなぁ」
パチンッッ!パチィンッッ!
大吾「ぎゃぁぁぁぁぁっっ…やあぁっいややあぁぁ〜!」
もー…ごめんなさいが中々聞こえへんから、
大ちゃんのお尻すっかり赤くなってもうたやん。
ごめんなさい言わなあかんってことは、
大ちゃんは絶対分かってるはず。
ただ、思った以上にお尻が痛くてもう意地になってるんやと思う。
大吾「かずやせんえせのいじわる…っ!ふえぇっいじわる〜!」
和也「……えぇ!?」
大吾「〜〜っかずやせんせーなんかきらいぃっ!」
まってまって、めちゃくちゃショックやねんけど!?
そら、こんなんしたら嫌われるかもって覚悟はしてたけど…大ちゃんの“嫌い”の言葉が、想像以上に俺の心にグサグサ刺さる。
和也「んー、大ちゃん?誰が悪くてお尻ペンペンされてるん?」
ショックやったけど、大ちゃんにはバレへんように
顔には出さずに普通に問いかける。
さっきまでただ泣きじゃくってるだけだった大ちゃんも、俺のこと睨みつけてすっかり反抗モード。
大吾「〜〜っせんせえがわるい…!」
えぇ〜、ほんまは分かってるくせに…
これ以上大ちゃんのこと泣かしたないんやけどなぁ…
和也「大ちゃんさぁ、お家でも怒られてる時そんな態度取ってんの?そんなん言うて、パパは許してくれる?」
大吾「ぇ、っ…」
パパの名前出しただけで、背筋がピンって伸びて固まる大ちゃん。
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まい - いつも小説楽しく読ませてもらってます😆リクエストなんですが、中学生くらいの大ちゃんが和也くんに叱られるというの出来ますか?叱られる内容は授業態度が悪いというので出来ますでしょうか? (4月13日 7時) (レス) id: 6a4b983200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みる | 作成日時:2024年1月8日 19時