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むしろ、『あと5回も…!?』って絶望の顔してる。
そんな恭ちゃんの汗で張り付いた前髪を整え直して、
背中に押さえてた右手をぎゅっと握ってあげた。
流星「手ぇ握っといたるから、それなら頑張れそう?」
恭平「〜〜っっ……」
こくん、って静かに頷く恭ちゃん。
やっぱ甘いんかなぁ。
大ちゃんみたいに、最後までとことん厳しく!のタイプのパパには俺は一生なれなさそう。笑
ま、大ちゃん家がどんな感じのお仕置きなのか実際は見たことないんやけどね。
流星「じゃ、あと5回頑張り。はい26」
パァンッッッ!!
恭平「いたいぃぃぃっっあぁぁぁぁ……っっわあぁん…っ」
流星「27、28、29……」
パァンッッッ!!パァンッッッ!!パァンッッッ!!
恭平「っひぃ、、っいぃぃぃぃ…っっっうぇぇぇぇん……っっ」
すっかり耳まで真っ赤なった恭ちゃんが、
歯をグッと食いしばって、
涙ポロポロ零して堪えてる。
ひくひく震えてるお尻を少し撫でてから、
流星「じゃ、最後いくで?」
ピシャンッッッ!!
恭平「〜〜〜っっっっっ…!!!!!」
思いっきり手形つける勢いで、
お尻の真ん中に平手を落とした。
【恭平side】
もう、ほんまに、ほんまに痛すぎて、
泣きたないのに勝手に涙が出てくる。
特に最後の1発は声も出せへんくらいビリビリで…
涙が滝みたいに溢れて、もうおれ3年生やのに、
気づいたら大声上げて泣いてた。
恭平「わあぁぁぁぁぁぁぁっっっ……っっうわあぁぁぁあぁあぁんっっ」
全身の力抜けたみたいに、お父さんの膝の上にうつ伏せのままでおることしかできひん。
お尻がジンジン火傷みたいに熱くて痛い……
そのまんま顔伏せて泣いてたら、
お父さんがおれの体を起こして膝の上で抱っこしてくれた。
流星「よしよし、お尻痛かったなぁ。」
恭平「ひっ……っひっ、ひっく……っっひくっ…っわあぁぁぁ……っおと、っっおと、さん〜…!」
流星「うん?なに?」
恭平「ごめんなざぃ、、、っっおとぉさん、っごべんなざぃぃぃぃ〜!」
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まい - いつも小説楽しく読ませてもらってます😆リクエストなんですが、中学生くらいの大ちゃんが和也くんに叱られるというの出来ますか?叱られる内容は授業態度が悪いというので出来ますでしょうか? (4月13日 7時) (レス) id: 6a4b983200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みる | 作成日時:2024年1月8日 19時