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駿佑「絶対泣くで!ごめんなさいしてもな、お尻真っ赤になってもな、全然許してくれへんねんで…」
えー…
正直さ、それは駿が泣き虫やからやろ?
普通はお尻叩かれたくらいで泣かへんって!
赤ちゃんやないんやからさぁ。
恭平「よっしゃ、おれも今日からそれにしてもらおー」
駿佑「え……えっ!?ほ、ほんまに言うてる!?」
恭平「おれからしたらゲーム禁止より100倍マシやし」
駿佑「…絶対やめた方がええと思う…」
駿の心配するような、不安そうな顔。
駿は痛いって言うけど、やっぱまだ信じられへん。
お尻ペンペンなんて、ちょっとピリピリするくらいのやつを何回か我慢すればええだけやろ?
確かにお尻出されんのは恥ずいけど、ちょっとお尻叩かれんのとゲーム禁止の1週間過ごすのやったら断然お尻叩かれた方が楽勝やし!
恭平「帰ったらすぐお父さんにお願いしてみるわ!」
駿佑「えぇ…知らんで?ほんまに…」
恭平「やから大袈裟やって〜」
いいこと聞いた!って、おれのテンションはもう爆上がり。
これでゲーム禁止から解放されるわ〜って
嬉しくなって鼻歌うたって、
駿がまだ何か言いかけてたとこで、
朝の会が始まるチャイムが鳴った。
【流星side】
恭平「なぁお父さん、今度からお尻叩いて」
夕ご飯作ってる最中に、目ぇキラキラさせてる恭平からいきなり言われたそんな言葉。
思わず、は?なんて返しそうになったけど、こういう時の恭ちゃんは大概何かに影響されてるだけやからなぁ…
流星「いきなり何言うてんの」
恭平「だからぁ、おれが悪いことしたら、ゲーム没収やなくて今度からお尻叩くだけにして!」
流星「お尻ペンペンってこと?なんでいきなり…」
恭平「駿ってな、家であかんことしたら、お父さんにお尻叩かれてるんやって」
あー、駿の家の話が発端やったんやな。なるほど…
うん、大ちゃんならやりかねんわ。笑
でもなぁ、お尻ペンペンなんか1回もしたことないし、
やり方もようわからんからなぁ。
流星「いや、家はこのままゲーム禁止でええやろ。
それが恭ちゃんには1番効果覿面やし」
恭平「えぇぇ…!いやや、いやや!」
流星「ちょ、引っ張らんといて」
恭平「いややって!!ほんまに、ほんまにお願いっ!お願いやから〜!」
俺の服の裾をグイグイ引っ張って、駄々っ子してくる恭ちゃん。
ほんまに2年生やんな!?うちの子幼稚園児に見えるんやけど…
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まい - いつも小説楽しく読ませてもらってます😆リクエストなんですが、中学生くらいの大ちゃんが和也くんに叱られるというの出来ますか?叱られる内容は授業態度が悪いというので出来ますでしょうか? (4月13日 7時) (レス) id: 6a4b983200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みる | 作成日時:2024年1月8日 19時