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大吾「もうせえへんってお約束できる?」
和也「……っっもぉ、せえへん〜…」
大吾「ほんまやな?また次同じことしたら、もっとお尻ぺんやで?」
和也「……っっ!!せ、せえへん、せえへんからぁ…!」
お尻をポンポンしながら、最終チェック。
和也はお尻をソワソワ動かしながら、何回も何回も頷いとった。
大吾「ほんなら、おしまいにしよっか」
和也の体を引き寄せて、しゃがんだままの体制でぎゅっと抱き締めた。
和也「〜〜っぱぱぁ…っっぱぱぁぁ〜〜…!!」
俺の首に手ぇ回してしがみつきながら、溜まってた涙が一気に溢れ出して泣きじゃくる。
よしよし。
もうええ子やな。
って優しく宥めながら、頭も優しく撫でる。
ここに長居するのもあれやし…
和也を抱っこして、そのまま店舗街の方に戻った。
和也「うぅぅ〜〜……っっ…っぅぅ…っぇぇぇん…」
大吾「そんな痛い?」
和也「…いたい…!いつもより、ぱぱ、つよくペンしたぁ…!」
大吾「そら当たり前やん。ここはお店やねんから、お家みたいにゆっくりペンペンできひんもん。誰か来るかもしれんかったし…」
まあ、結局誰も来なくて良かったけど。
和也「……けど…っでもぉ〜…」
早く終わらせる代わりに、いつもより強くペンペンしたことに対して和也はずっとグズグズ拗ねとる。笑
んー、このままやと長引きそうやな…
大吾「あっ、そうや!クレープは?食べるんやなかった?」
和也「……クレープっっ!!」
和也はクレープの存在を思い出して、勢いよく顔上げて目ぇキラキラ輝かせた。
今までウジウジ泣いてたんが嘘みたいに、ハイテンションで喋りだす。
和也「おれ、おれなっ、クリームいっぱいのってるやつ!あとな、いちごも!」
大吾「うんうん、いちごのやつやな」
和也「あと、かすたーども!!」
大吾「はいはい。笑」
すっかり機嫌が直って脳内がもうクレープで埋め尽くされてる和也を見て、ほっと安心する。
切り替え早いとこ、こういう時はほんま助かるわ。
けど…今日はちょっとした買い物しに来ただけで、
しかもまだ土曜日の午前中やのに何この疲労感!?
せっかくの休日やから、涙一切無しで過ごしたかったんやけどなぁ。
…いやぁ、もうほんま…
ただ買い物するだけでも一苦労やわ…。笑
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まい - いつも小説楽しく読ませてもらってます😆リクエストなんですが、中学生くらいの大ちゃんが和也くんに叱られるというの出来ますか?叱られる内容は授業態度が悪いというので出来ますでしょうか? (4月13日 7時) (レス) id: 6a4b983200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みる | 作成日時:2024年1月8日 19時