… ページ21
大吾「こら、ちゃんと立ちなさい。お尻も触らへん。」
和也「っっだって、っ…だってぇぇ…っっひっく…っっおしりぃ……!」
立てへんくらいお尻痛い!ってアピールしとるけど、
そんなわけはないしお話の時にその態度を許した覚えはないし。
無言で和也を見つめてたら、察した和也が『ぁっ…』て焦りだした。
大吾「和也はまだお話の姿勢できひんみたいやし…
できるようになるまでもう少しペンペンしよか」
もう1回和也の手を引いて、膝に乗っけてさっきの体制に逆戻り。
またズボンと下着に手をかけたところで、和也はぎゃんぎゃん泣いて暴れてめちゃめちゃ焦っとった。
和也「やだっっ…!!いやぁっいやや!!っぱぱぁっごめんなさい、ごめんなさいぃ!うわあぁぁあぁんっっ」
大吾「…もう1回聞くで。お話できんの?」
和也「できる……っっできる〜〜!!」
首が取れそうなくらい頷いて、お尻ペンペンが再開されへんようにズボンをぎゅうっと抑えとる。
はぁ…ってため息を吐いて、お尻をペチンッと軽く叩いてからもう1回和也を起こした。
大吾「気をつけ」
和也「……っっっ」
今度はピシッと背筋伸ばして、ちゃんと俺と目ぇ合わせられとる。
まだ小さいのに、よその家庭より厳しくしてる自覚はある。けど、ここでちゃんと教えとかんとこの先苦労するのは和也やから。
大吾「はい。和也、さっき何したん?」
和也「……っっひっく…っふぇ…」
大吾「泣かへん。誰が悪いん」
和也「〜〜っおれぇ…っわあぁん…っ…お、みせで…っおみせで、わがまましたぁ…っっ」
大吾「そうやな。そんなことしてええんやった?」
和也「んーん…っっあかん…っ」
大吾「あんなおっきい声で叫んで寝っ転がって、おもちゃまで落として…パパにだけならええけど、お店の人と周りの人に迷惑かけるのは許さんで」
和也「ごめんなさぁい……っっ」
その後も『今日は買わへんって約束したんやからそれは守りなさい』とか、『言っとくけどあんなことし続けたとしてもパパは絶対買わへんで』とか、しっかり目ぇ合わせながらお説教。
和也は相変わらず涙を目に溜めまくってたけど、
最後までちゃんと聞いてくれた。
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まい - いつも小説楽しく読ませてもらってます😆リクエストなんですが、中学生くらいの大ちゃんが和也くんに叱られるというの出来ますか?叱られる内容は授業態度が悪いというので出来ますでしょうか? (4月13日 7時) (レス) id: 6a4b983200 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みる | 作成日時:2024年1月8日 19時