大切な毎日 10 (ページ11)

今日:85 hit、昨日:45 hit、合計:16,811 hit

… ページ11

一際おっきなった大ちゃんの泣き声を後にして、
職員室で大ちゃんのパパに電話をかける。

流星「はい、大西です〜」

和也「あ、すみません！大ちゃ…大吾くんの担任の大橋ですけど〜…」

今日は在宅のお仕事やったらしくて、大ちゃんパパは
すぐに出てくれた。

学校を出ようとしてたこと、
門から落ちそうになったこと、
ほんで…厳しく叱って泣かせてもうたことを伝えたら、
電話越しでも分かるくらい大ちゃんのパパは慌ててて。

『直接謝罪したいので、お迎えに行ってもいいですか？』って言うてくれたから、もう1回保健室に戻って大ちゃんパパを待って。

流星「すみません、大西です…！」

ほんなら、15分も経たんうちに大ちゃんパパが来てくれた。

和也「あ〜大ちゃんパパ！お仕事中に電話しちゃってごめんなさい(汗)」

流星「いやいやいや、こっちがご迷惑かけたんで…
ほんまにすみません！」

そんなん言い合ってお互いペコペコ頭下げ合ってたら、
大ちゃんパパの綺麗な目がいきなりグッてつり上がって

流星「大ちゃんっ！」

大吾「ひぃ、っ…！」

怖い顔のまま、大ちゃんに近づいてく大ちゃんパパ。

流星「もう…迷惑かけて！」

大吾「ちゃ、っぁ…！パパ、ごめんなさいぃっ！」

流星「こら！来なさいっ」

大ちゃんパパの迫力に完全にビビってる大ちゃんが、
恭平先生の後ろに隠れようとして必死やけど…
大ちゃんパパは、大ちゃんの手をグイッて引っ張って
そのまま片膝にうつ伏せにさせてた。

大吾「やだあぁぁ〜！っもぉ、おしりいたいもん〜！」

せっかく上がったズボンと下着をまた下ろされて、
俺がさっき赤くした大ちゃんのお尻がもう1回顔出して

パァンッッ！！パァンッッ！！パァンッッ！！

大吾「うえぇぇぇぇんっ！ぃだいぃっいだいいだいぃ〜！っうあぁあぁぁっ…」

パチンッッ！！

大吾「いたいぃぃっうえぇえぇぇぇん…」

パチンッッ！！

大吾「ごめんなさいぃ〜！！」

ひぃ…大ちゃんパパ、こわぁ！
ほんまに、いつもの感じからは全然想像つかへんわ…

チラッて恭平先生の方を見たら、
恭平先生は慣れた感じで苦笑いしとる。

大吾「ぱぱぁっごめんなさいぃ…ごめんなさいー！」

流星「はぁ…パパやないやろ？誰に1番言わなあかんの」

大吾「かずやせんせえぇ…っごめんなざぃぃっ」

流星「…はぁ…ほんまにもう…」

大ちゃんパパが大ちゃんを膝から下ろして、
そのままもう1回ごめんなさいって頭下げてくれて。