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「ひっ.....ひっく.....ひぐっ.....」
散々泣いて、喚いて、暴れて。
少しスッキリしたのか、呼吸も落ち着いてきた。
たくさん涙を流したため冷静になり始め、ちらりと恭平の方を
見た。
まだかなり怒っているかもしれない。
悪い子は嫌いだと言われてしまうかもれない。
でも、それでも、我儘言って食べ物を落とした自分が悪いのだからと、駿佑は自分に言い聞かせながら、台所へ歩み寄り少しだけ顔を出した。
「.......ぱぱっ.....ひっく.....」
「...............」
「ふぇ、ぱぱぁ、ごめんなさいぃっっ...！！ひぅっ...！」
「.................」
「ふえぇえ、もぉせえへん、ごえんなさぃっ...！ごめんなさいぃいぃ〜〜」
せっかく作ってくれた料理を、自分が台無しにしてしまった。
散々我儘言って困らせてしまった。
そんな後悔が一気に駿佑を襲って、また大粒の涙を流して
泣きじゃくる。
恭平はそんな駿佑を見て、火を止めるとしゃがみこんだ。
「なあ、駿佑。何がごめんなさいなん？」
「ひっく、ひっく.....さらだ、っ、ぽいしたっ...！！っふえぇ...！」
「明日動物園に行けないのが嫌やからって、食べ物粗末にして
当たるのはちゃうよな？」
「ひっ...うえぇん...はぃっ.....」
「もう二度とあんなことするんやないよ。分かった？」
「はいぃっ...！ごえんなさ、ごめんなざぃっっ...！！ひっく...！」
こくこく何回も頷きながら謝る駿佑を見て、
恭平はフッと笑いかけ、手を広げた。
「ん。おいで」
「っっぱぱあぁあ〜〜！！」
駿佑は思い切り恭平に抱きついて、恭平はそのまま駿佑を抱き上げるとゆらゆら身体を揺らし始めた。
「次のお休み、動物園行こうな？」
「ぅんっ...！っぐすっ、...ぁのね、しゅん、ぞおさんみたいの、あと、きりんさんっ...！」
「うんうん。分かった、絶対見ような？」
「あとな、あとな...」
そのままお喋りをしているうちに、恭平の温度や匂い，撫でられる手つきが心地よく、いつの間にか駿佑は眠ってしまった。
「俺まだ料理あるんやけど、、？笑」と苦笑しながらも、
泣きすぎて跡がついた愛息子の頬を、優しく撫でるのだった。
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みる(プロフ) - ーさん» 本当ですか〜🥺❣️とても嬉しいです！ありがとうございます⸜❤︎⸝ (2022年10月26日 0時) (
レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ー - 移行おめでとうございます。これからも楽しみにしてます！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 99eb6ad5a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - この続きが見れるなんて逆に嬉しすぎます‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎みる様信者なので♡♡2の方にもコメント書かさせて頂きます‼︎♡♡ (2022年10月21日 23時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - 咲野さん» わあありがとうございます⸜❤︎⸝ そうなんです謙杜くんのおうちの方がやっぱり厳しいんです🥺笑 一緒にペンやばいです絶対書きたいです、、！案いただいても良いですか🥺❣️ (2022年10月21日 20時) (レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - 移行おめでとうございます♡最初と最後のお話がリンクしてるの素敵です‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎けんとくんのおうちの方がやっぱり厳しいですね笑笑一緒にペンされる日もあるのかなって妄想しちゃいます♡ (2022年10月19日 19時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2022年10月11日 0時
