7 ページ7
.
「え〜僕犬じゃない」
『じゃあ名前』
「え、やだね」
名前さえ教えないって、結構やばい人じゃないの?
そんなことを思いながら、私はころんが、ゲームをスタートさせるのを待った。
.
「あ、意外と早くクリアしちゃった」
『まじ………怖かったぁぁぁ』
あれから数時間、見事にゲームに熱中していた私達。
外を見るともう、少し明るくなっていた。
『…え、5時……』
「あー楽しかった。
じゃ、またなー」
部屋から出ていこうとするころんを、私は待てい!と引っ張った。
『明るくなってたの気づいてた?』
「うん」
『わざと言わなかった?』
「うん」
『私学校あんの!』
「でも楽しそうだったし。
明るくなってることに気づかないんだよ?
それぐらい熱中してたんでしょ?」
ばかにしたように笑われた私は、言い返すことができず、じゃあね、と言った。
「…………今日も来る?」
『…え?』
「…学校、終わったら。
家、来てくれる?
提出物とか持ってさ。」
『…ん、行く。』
この時に、私は気づいた。
学校の男子ところんは、何か違う。
いや、正確に言えば、私の当たり方、っていうのかな。
それが違う。
_でも、これが恋だなんてまだ分かるはずもない。
だって、会って1日も経ってない不登校の男子に恋とか絶対あり得ないから。
287人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
き よ か;(プロフ) - らん@歌い手色の占ツク民達さん» えっホントだなんでだろ…更新したのが前すぎて記憶にありません...気分を害されたら申し訳ないです... (2020年4月4日 3時) (レス) id: 8e5cc7d583 (このIDを非表示/違反報告)
らん@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - 面白かった…けどさとみくんだけ何故呼び捨て?笑 (2020年3月18日 17時) (レス) id: d574829136 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - この作品大好きです!私はころちゃんとくまくんとねるくん推しです笑笑 (2019年12月2日 0時) (レス) id: 2d83164b0d (このIDを非表示/違反報告)
〒 き よ か 。 苺(プロフ) - 森永銀華さん» そうなんですね…!ありがとうございます!! (2018年11月5日 18時) (レス) id: 8621d59ad9 (このIDを非表示/違反報告)
森永銀華 - ころちゃんの作品大好きです!この小説も神でした!あなた神作者様ですか、、、ころちゃんすごく推してます!次回作も頑張ってください! (2018年11月5日 18時) (レス) id: 18433396dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:〒 き よ か 。 苺 | 作成日時:2018年6月30日 23時