【すとぷり】隣 の 席 の 子 ､ 不 登 校 ｡ 【ころん】

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もう24時が過ぎるというのに､数時間前まで寝ていた私は､嘘のように目が覚めている｡



これ､朝と夜逆転しちゃうパターン?



っていうか｡



『ころんって寝てんの?』



昨日(詳しく言えばまだ今日)夜中に起こされたし､私が学校から帰ってきてもゲームしてたし｡



でも､朝とかに寝てるのかな｡



「Aが来てからはまだ寝てない」


『へぇ〜…………はっ?!』



まだ寝てないの…?



私が来てから大体1日と7時間｡



寝てないの…?



「そんな驚くことでもないよ」


『慣れれば普通なの…?』


「うん､まぁそうだね」



自慢気に笑ったころんは､コントローラーを置いて伸びをした｡



「よぉし､じゃあ僕も寝るか」


もともとベッドに寝転がっていた私の横に立ったころん｡



「はいはい､もうちょっとそっち行ってー」


えっえっえっ､と同様しながらも奥にずれると､堂々とベッドに寝転がった｡



「いやぁ寝れるって幸せだね」


『…え､あ､まぁ私はいろんな意味で寝れないんだけど』



真顔で言って上半身を起こせば､ころんが寝ながら笑ってきた｡



「あそっか､さっきまで寝てたもんね」



いやそれだけの問題じゃないでしょ､とつっこみたかったけど､変に思われると嫌だからそうだね､と言ってスマホをかまった｡

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