#5 ｢君の笑顔｣ ページ31
Side A
ゆづるさんの家で盗聴器が発見され、警察に通報することにした。
桔「土曜の朝、急にお湯が出なくなったんです。今思えばそれ自体、給湯器を何者かに壊されたのかもしれません」
「それで修理業者に依頼した」
桔「はい、日曜に来るはずだったんですけど待っていても来なくて。手違いがあったと言われました。翌日修理業者から連絡があって今日なら修理に行けると急に言われました。勤務中だったので私は修理に立ち会えなくて...」
『第4機捜のAAです』
志「同じく、志摩一未です」
『私たちが代わりに修理に立ち会いました。目を離した時間が､､､5分くらい。その間に盗聴器が仕掛けられたとみて間違いないと思います』
「何も気づかなかったんですか？」
『...はい、気づきませんでした』
麦ちゃんを守るって決めていたのに､､､私が目を離したのが悪いのだ
志「､､､A」
『はい』
志「自分を責めるな」
『､､､自分を責めないように努力します、』
伊「隊長、ゆたかとハムちゃんを別の場所にやったほうがいいんじゃないすか？」
「ホテルを手配します」
桔「待って！...こんな簡単な仕掛け、私が誰なのか知ってる人間の仕業とは思えない。狙われたのは私でも警察でもなく、羽野麦。警備の薄い場所に置いておけません」
．
桔「これから警察の人だけが住んでるマンションに行く、しばらくそこで暮らす」
豊「おうちは？」
桔「このおうちには色んなことをちゃんと調べてから戻ってくる」
『私は ゆたちゃんと麦ちゃんがしばらく暮らすところの近くに住んでいるけど...しばらくは警備のためにゆたちゃんとハムちゃん達と住むことになったの』
豊「ほんと!? やったー！」
桔「ハムちゃんも、分かった？」
麦「分かった」
桔「ゆたか、大丈夫！」
．
それから ゆたちゃんと麦ちゃんはメロンパン号で移動をすることにした
麦「ゆたちゃん大丈夫？」
豊「うん」
伊「ほい、じゃあ閉めるよー。メロン メロメロ メロンパン号、しゅっぱーつ！､､､おい志摩、Aちゃん。そんな顔してっとゆたかが不安になるだろ､､､はい、行くぞ」
『志摩さん』
志「あ？」
『麦ちゃん達が安心できるように、私たちが今やるべきことは麦ちゃん達を不安にさせないことだと思います』
志 「､､､ああ、行くぞ」
『はい！』
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作者名：ねごと。 | 作成日時：2020年10月26日 0時
