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No.90 ページ6

また、話を戻して大空戦。
沢田くんがXANXUSさんの顔の古傷を見抜きます。そう、それは紛れもなく零地点突破を受けた証拠でした。
それも、九代目によってつけられたものです。

そして沢田くんは、零地点突破 初代(ファースト)エディションとして、XANXUSを凍らせてしまうのでした。

そして、沢田くんの勝利です。

XANXUSさんは冷凍仮死状態。ですがその時、沢田くんの体力はもう限界でした。もう這う力も残っていません。

しかし、悪いことに、瞬時に駆け付けたマーモンさんの手には他のリングが握られていたのです。

七つの完全なるボンゴレリングが継承されし時
リングは大いなる力を新たなるブラッド・オブ・ボンゴレに授ける、と言われています。
それを狙ったマーモンさんたちヴァリアーの方々の行動は、まさしく的中。
リングを掲げると、XANXUSさんを覆う氷が溶けていきます。

決死の覚悟で沢田くんが冷凍したXANXUSさんは、いとも容易く目覚めてしまうのでした。


瀕死のXANXUSさんに、ベルフェゴールさんが大空のリングを嵌めます。

沢田陣営には絶望が走りました。

XANXUSさんの腕からはエネルギーが溢れだし、みるみるうちに快復していきます。
XANXUSさんは興奮のまま叫びました。


「力だ!!!
とめどなく力があふれやがる!!!
これがボンゴレ後継者の証!!
ついに!!
ついに叶ったぞ!!

これでオレはボンゴレの10代目に……」


しかし。
次の瞬間、XANXUSさんの全身から血が吹き出しました。
全員が驚きに目を見開きます。
その中で、沢田くんが呟きました。

「リングが、XANXUSの血を拒んだんだ」、と。


事実、その通りでした。
XANXUSさんにはボンゴレの血など流れていないのです。


「さぞ…かし…いい気味だろうな!」

「……そうだ
オレと老いぼれは血なんて繋がっちゃいねえ!!」

「……同情すんな!!!
カスが!!!」


血を吐くような絶叫でした。
そして、血にまみれて怨嗟を撒き散らすXANXUSさんは、そのまま、嘲るような、なんともいえない目をこちらに向けます。


「……お前も嬉しいだろうなあ?
お前が庇護するガキが認められて!!」


私へ向けた、魂の叫びでした。それはいっそ悲鳴のようにも聞こえました。
ですから『管制者』としては返す言葉はひとつだけ。


「あなたのボスの座への執念は素晴らしいものです。その情熱をファミリーの反映に向けてくれれば、と残念でなりません」

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暁月臨(プロフ) - この作品大好きなのですがもう更新しないのですか??更新して欲しいです よろしくお願いします!!(土下座) (6月22日 20時) (レス) @page18 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
霧菜☆紗理屋(プロフ) - つづき。。。。 (2020年4月24日 1時) (レス) id: 70cea78570 (このIDを非表示/違反報告)
ミドリ(プロフ) - ルルルさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるとうれしいです(´˘`*)少しづつ更新していきますので気長に待って頂ければと思っています……! (2019年10月7日 16時) (レス) id: d5bbc44389 (このIDを非表示/違反報告)
ルルル - あ、スコ (2019年9月12日 1時) (レス) id: dd53ace290 (このIDを非表示/違反報告)
ミドリ(プロフ) - 都昆布さん» コメントありがとうございます!告白ありがとうございます!?(笑)これからは更新もう少し出来ると思うので是非よろしくお願いします(*^^*)ずっと返信できず申し訳ありませんでした… (2019年9月8日 23時) (レス) id: d5bbc44389 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミドリ | 作成日時:2019年6月25日 22時

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