上の続きだよ！死ネタだよ！ ページ18
爆豪はAの胸ぐらを掴んだまま問い詰める。
爆豪｢首謀者はどこに居る、テメェじゃねぇだろ｣
｢さぁ？｣
爆豪｢言うまでは何がなんでも逃がさねぇ｣
｢それは困るなぁ｣
ヘラヘラしているAに苛立ちを覚えた。
それでも尚、爆豪は冷静を保ちAを逃がさまいと胸ぐらを掴んだままでいる。
そして周りに倒れているプロヒーローを横目で見てAに疑問をぶつける。
爆豪｢...なんで俺に攻撃してこねぇ｣
｢...したくないから｣
爆豪｢は？｣
｢かっちゃんとは戦いたくない｣
爆豪｢どういう意味だ｣
｢私、かっちゃんが好きだったよ｣
爆豪｢...は？今更言うんじゃねぇよ！そん時言えやボケ！｣
そうだったなら、こんな事にならなかったんじゃないか、Aが敵にならなくて済んだんじゃないか、自分が止めてやれたんじゃないかと、嫌でも考えてしまう。
｢あはは、そうだね...でも、もう戻れないんだよ｣
爆豪｢そんな事ねぇだろ、自分の罪償えや｣
｢出来るもんならしたいよ｣
Aは悲しく微笑む。
そして表情から感情が消えた。
｢でも、もうゲームオーバーだよ｣
爆豪｢...どういう意味だ｣
｢多分私は本気で戦っても、かっちゃんには勝てない。逃げることすら出来ない。｣
胸ぐらを掴む爆豪の腕を優しく握り微笑む。
爆豪はなんだか嫌な予感がした。
｢本当は殺してくれた方がよかったんだけど、かっちゃん優しいから出来ないもんね｣
爆豪｢おい、変な事考えてんじゃねぇだろうな｣
｢...かっちゃん、バイバイ｣
Aは隠し持っていたナイフで自分の頸動脈を掻っ切った。
爆豪は一瞬の出来事に理解が追いつかず、Aの首から吹き出る血飛沫を浴びる。
項垂れ落ちるAを見つめることしか出来なかった。
爆豪｢っ、クソ犬！何勝手に死のうとしてんだ！｣
そう叫ぶも返事はない。
抉られた傷口からドクドクと溢れ出る血を止めようと両手で押さえるも、止まる気配はない。
爆豪｢クソっ、おい！死ぬんじゃねぇ！｣
爆豪は力が抜け、放心状態になる。
そして動かなくなったAを抱きしめ呟いた。
爆豪｢...俺も好きだったわ、クソ犬...｣
おしまい
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花崎来蘭(プロフ) - 上鳴よ、、、私も全てを悟った (2019年5月12日 17時) (
レス) id: de01a0682a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 轟のLINE内容が可愛い……！夢主のキャラが大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2019年4月26日 0時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギまみれ | 作成日時：2019年3月28日 23時
