【２７】 ページ28
(深澤side)
A「お待たせ、しました」
現れたAちゃんは、佐久間のラジオの時とほとんど同じ格好で。ああ、本当に勝負服だったんだな、とあの時の自分の不用意な発言をすごく後悔した。
だけど今更後悔したところで弁明するのもおかしいし、たぶんAちゃんもそんなの望んでないし。
それに、いま優先するべきはそんなことじゃない。
そう思って、「ごめん」を飲み込んだ。
楠「大丈夫です、まだ待ち合わせ時間の５分前です。私たちが早く来すぎちゃったんですよ。気を使わせてごめんなさい」
A「あ…いえ…」
楠「ほら、入りましょう！寒いですし。歌い手さんの喉、大事！」
ほらほら、とくすちゃんに背中を押されて中に入るAちゃんについていく。
果たしてうまくいくだろうか。
.
くすちゃんは俺が思っているよりはるかにたくさんの根回しをしていたらしい。
聞くところによれば、さっき聞いた調査だけじゃなく…CDレーベルに在籍している友人にruiを受け入れられないか聞いてみたらしい。もちろん、顔出しNGとかの条件も込みで。
そうしたらもう二つ返事で、答えは「YES」。ruiほどのアーティストなら、喉から手が出るほど欲しいそうだ。まぁ顔出ししないとかなら、Adoとかもいるもんな。
それだけじゃなく、けっこう前向きに話を進めていて…もし本当に契約するならどんな報酬割合で契約するかなども細かく聞いてきたらしい。
つまり、契約しようと思えば、いまよりはるかに良い条件で、明日からでも契約できる状態まで場を整えたってわけ。
…マジでくすちゃん、何者…俺、一番的に回しちゃいけないの阿部ちゃんだったと思ってたんだけど…くすちゃんじゃねぇかな。つぶそうとおもったら俺なんて簡単につぶされそうだわ。
あとは、Aちゃん…ruiの判断待ちってわけ。
俺らの交渉次第、ってわけ。
.
楠「適当に頼んじゃっていいですー？」
A「あ、うん、お任せします」
楠「ふっかさんがおごってくれるんで、好きなの頼んでくださいね」
A「え…」
深「あ、はい、そのために来たんで」
A「いい、んですか」
深「はい、人に奢るの好きなんすよ」
A「へぇ…すごい…」
深「なんでマジで！好きなの頼んでください！」
A「ありがとうございます…えっと…」
どうなるかわかんねぇけど。
いっちょ、頑張らねぇと。
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なの(プロフ) - なんかすっごい夢おっきい小説です！！頑張れば誰か見ててくれるかな？なんて夢見ちゃいます(*´-`)でもその後の2人が気にならすぎてますwwwもし続編予定などあったら嬉しいです！ (12月11日 2時) (
レス) @page35 id: ede454b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
kazu48(プロフ) - こんばんは(*´−｀*)ﾉ鍵開放ありがとうございます！読ませて貰えた事が嬉しいです。未来が見えない主人公ちゃんに対して手を伸ばしてくれた深澤さん、楠ちゃん、2人には感謝しかありません。こんな素敵な物語ありがとうござました。 (12月10日 22時) (レス) @page35 id: 00fd7e8319 (このIDを非表示/違反報告)
Haeruka(プロフ) - まめさんこんばんは！楽しく読ませていただきました｡完結おめでとうございます！続きが読みたいです！ (12月10日 19時) (レス) @page34 id: 0fffe817ab (このIDを非表示/違反報告)
純子(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。ふっかさん最高です！続きが読みたいです！ (12月10日 12時) (レス) @page35 id: febebea64f (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - まめ様こんにちは！鍵開放ありがとうございます！それと完結おめでとうございます✨未来が見えない主人公ちゃんに対して手を伸ばしてくれた深澤さん、楠ちゃん、2人には感謝しかありません。こんな素敵な物語ありがとうござました！深澤さんと主人公ちゃんに幸あれ！ (12月10日 11時) (レス) @page35 id: 8a7f8df675 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年9月27日 18時
