�癸� ページ9
あの日の事故があったときから、私は“殺人者”になった。
大好きだった親も、信頼していた友達もみんな、離れて行った。
「ねぇ？あんた、なんで生きてんの？私は、恥ずかしくて外も歩けないわ・・・。
あの時、あんたが死ねばよかったのよ！！」
毎日のように聞く、言葉。母親からの暴言。
「お前のせいだぞ。すべて、お前のせいだっ！お前が生きているから！」
そういい、何度も私を殺そうとした父親。
「よく、学校来れるわね？恥ずかしくないのかしら。この、人殺し！」
学校での、いじめも始まった。
でも、なぜか涙は出なかった。
全て、私が悪い。私のせいだから。そう、自分に言い聞かせてきた。
だから、私はいつも笑顔でいた。
「ごめんなさい。」
いつからか、その言葉は私の口癖になっていた。
死のうなんて、思わなかった。だって、私にはいつも連ちゃんがいたから。
でも、その連ちゃんも私のことが嫌いだったんだ。
憎くて、憎くて、殺したかったんだ。
中学の卒業式の日、私は屋上に呼び出された。
ああ、また殴られるのか。私はもう、慣れていた
でも、違った。屋上にいくといつも私をいじめている女子と連ちゃんがいた。
「ははっ。来てるし！やっぱ、バカだねぇ？」
「今日は、先輩
も連れてきたよ〜？嬉しいでしょ？」
「ほら、なんか言いなさいよぉ！」
ねえ、なんで連ちゃんがいるの？
連ちゃん、言ってくれたじゃない。
薺とずっと一緒にいるって。あれは・・・嘘？
「ほらぁ！あんたの好きな連ちゃんだよ〜？連さんもなんか言ってあげてぇ？」
「お前、まじうざい。お前のせいで、俺の両親は死んだんだよっ！へらへら笑って・・・。
なあ、死ねよ。薺。」
その言葉は、私を地獄に突き落とした。
なぜか、涙があふれてきた。
泣いちゃダメ。私が悪いんじゃない。なんで、私が泣くのよ。
心の中はぐちゃぐちゃだった。
「連ちゃんが・・・死んでほしいなら、死ぬよ。」
「はっ？」
「連ちゃん、最後に聞かせて？私のこと、嫌い？」
「ああ」
「うん、分かった。バイバイ連ちゃん。」
私は、屋上から飛び降りた。
悲鳴と、私の名前を呼んでいる連ちゃんの声が聞こえた。
ごめんね、連ちゃん。私、つらかった。生きているのが。
でも、私は死ねなかった。でも、代わりに記憶を失った・・・。
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赤りんご - 完結おつかれ様( ` ∀ ´*)ﾉまたいいの書いてくれよっw (2014年1月15日 20時) (
レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
シュー・ラ・ルゥ(プロフ) - ついに、完結しました！！応援してくれたり、読んでくれてありがとうさんｗｗこれからも頑張りマッスル！ではでは〜。おやすみかん♪ (2014年1月13日 20時) (レス) id: da35d51196 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご - さすがっすねwやっぱ天才だw (2013年12月4日 14時) (レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
シュー・ラ・ルゥ(プロフ) - ありがとよっ！！頑張ります！ (2013年12月3日 19時) (レス) id: da35d51196 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご - 面白い！頑張って！ (2013年11月19日 18時) (レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュー・ラ・ルゥ | 作成日時：2013年10月11日 18時
