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狂35 ページ39

貴女side



貴「…あの、一寸あの」



中「…」



無言で腕を引っ張られポートマフィアのビル迄連れて行かれ、


中也さんの執務室に着いたかと思えば黙った儘壁に縫いとめられて。



貴「…あ、えと」



怒って、ますよね?



その問いに中也さんの眉がピクリと動く。



同じ身長の為、幾ら所謂壁ドンとやらをされていても目線が同じで、折角の高揚感も何だか少し薄れる。


でも。


身長が小さいなんて可愛い。


それを気にしているのか、両腕を掴んだ儘の中也さんも可愛い。



なんて事を考えてしまって、怒っている中也さんの前なのに口角が上がりそうになってしまう。



必死に頭の中を切り替える。



中也さんは何故怒っているのかな、と。


私が中也さんに言われた
【幹部補佐なんだから油断すンな】と言う言葉を忘れて彼の組合をポートマフィア傘下のビル迄案内してしまった事かな…


絶対其れだ。



だってポートマフィアの損害になる事だから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー如何しよう。



そんな事したから私、真逆…



処刑される…のかな…?



そうなったら中也さんに会えなくなるし…



首領直々に彼の部屋に来ていたし首領に割れている事は確実。


気分が高揚していた所為で綺麗に忘れていた。



あ、これダメだわ、死んだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー私、Aは…目出度く処刑される事となりました…


願わくば中也さんの綺麗な足で蹴り殺されたいです…


Noside


怒ってます?


そう聞かれた中原は彼女の両腕をゆっくりと離した。



何だ、ちったァ判ッてんじゃねェか、とでも言う様に。


中「…理由、判るか?」


大きく息を吐いて、中原はそう言った。


成る可く自分の中から湧き上がるどす黒い感情を抑える様に。



然し彼女はそれに答える事無く、行成両手を組み、神に祈る様に目を閉じて上を向いた。



中「…はッ?」



Aの謎の行動に間の抜けた声が飛び出す。



中「何やってんだ…?手前…??」


首を傾げて殆ど独り言の様なものだったのに、

Aは此方の言葉には反応を返した。



カシャカシャカシャカシャカシャ(連写)


突然鳴り響くシャッター音。


挙げ句の果てにAが放った一言は、



貴「今の表情超美味しいです」



中原の火に思い切り油をぶちまけた。



中「何、言ってんだ手前ェ!!!」



貴「えぇ?!何か間違いました?!」



中「間違いしかねェだろうが!!」

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花コム( ゚Д゚) - 柏村葬さん:へぇ!そ、そうだったんですね…漫画持ってないので知りませんでした…申し訳無いです… (2019年3月5日 8時) (レス) id: bbf7a999fb (このIDを非表示/違反報告)
柏村葬(プロフ) - 狂16ですが、漫画が原作なので漫画を先にした方が良いと思います。漫画とアニメでは全然違いますから。 (2019年2月25日 0時) (レス) id: 67a0056d03 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁 - 作品、拝見しましたー! 文章にから場面の様子がしっかりと分かり、素敵な小説だと思います! ヤンデレ中也さん…ですか… なんかいいですね!!← これからもお体に気をつけて更新頑張ってくださいね。応援しています!(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花コム( ゚Д゚) | 作成日時:2018年9月10日 12時

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