続・狂8 ページ11
太宰side
最近企てていた作戦を今日、実行しようと思う。
そう、(巻き込まれてくれそうな)敦君に宣言すると。
敦「…国木田さんに怒られますよ?」
そう言って再びデスクワークに戻る敦君。
太「…酷いなァ!
君には重大任務があるのだよ(コソッ)」
そう囁くと、
敦「…!?そ、それって僕にしか出来ないンですかね…」
と目を逸らす。
うふふ…
この場合の反応に入れば、敦君は後もう一寸で折れる事を私は知っているのだよ!
太「…実は、ポートマフィアに私の元同僚が囚われてしまっているのだよ…」
私は彼女の事が好きでね。
一芝居打つが、多少の本音も出てしまう。
…ま、それが信憑性を高めるのだけれどね。
そこまで話しただけで敦君は、
敦「…わ、分かりました!要は…その、元同僚さんを連れ戻せれば良いんですね!!!」
と元気良く返事した。
…本当に単純だねぇ、敦君は。
太「そうなのだよ!…引き受けてくれるかい?」
そう言って明るい返事を再び貰うと、
作戦を話した。
__________そう、今はAにとっての最大の要の
任務の為、不在だ。
そこが狙い時だと、私は思うんだ、とは敦君には言わなかった。
ただ、ポートマフィアきっての体術使いが居ないから、と。
今ならきっと警備が手薄だから、と。
彼女の容姿を敦君に伝え、見つけ次第、直ぐに報告するように告げ、
デスクワークを全て放り出して、
国木田君の怒号が飛ぶ前に探偵社を出た。
貴女side
結局エリスちゃんに着せたい洋服は私の好きな紺色によって
偏ってしまったので、買わないと言ったのにも関わらず、
これまた可愛いエリス嬢はこてん、と首を傾げると、
エ「?どうして?折角Aが選んでくれたのよ?」
色が偏ってる、なんて気にしないでいいのよ!、と。
そしてもう一つ。
エ「…それにリンタロウが態々カードをAに渡したのよ?
使う以外に方法が無いわ!」それでもっていっぱい使ってリンタロウを困らせたい、と。
小悪魔的笑みで申されたので…
散々買い込んだ洋服両手に、今は喫茶店でお茶している。
エ「ん〜〜っ!とっても美味しいわ!」
ほら、Aにも一口あげるわ!
と、ケヱキの乗ったフォークを私に差し出すエリス嬢。
…幸せだった、
のに。
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花コム( ゚Д゚) - 柏村葬さん:へぇ!そ、そうだったんですね…漫画持ってないので知りませんでした…申し訳無いです… (2019年3月5日 8時) (レス) id: bbf7a999fb (このIDを非表示/違反報告)
柏村葬(プロフ) - 狂16ですが、漫画が原作なので漫画を先にした方が良いと思います。漫画とアニメでは全然違いますから。 (2019年2月25日 0時) (レス) id: 67a0056d03 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁 - 作品、拝見しましたー! 文章にから場面の様子がしっかりと分かり、素敵な小説だと思います! ヤンデレ中也さん…ですか… なんかいいですね!!← これからもお体に気をつけて更新頑張ってくださいね。応援しています!(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花コム( ゚Д゚) | 作成日時:2018年9月10日 12時