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狂11 ページ14

貴女side



太宰と別れてから、




若しかしたら探偵社の人間が太宰に唆されて



私達を探しているかもしれないから帰りましょう、





エリス嬢。






そう言った時にはもう遅かった。






エ「!!A!あれは遊園地じゃないかしら!?」




嗚呼、やってしまった______。






この道は遊園地の観覧車が良く見えてしまう道で、ここを通ったら





間違い無くエリス嬢が「行きたい!」と言うだろうと思って、予め避けておいたのに。






太宰の野郎が突然現れるから、道を間違えてしまった_______否、





後から追いついてきたかと思えば





直ぐ横の川で入水を始めたが為にそれを避けてきたから、





こうなったのだ。





敦side





敦「…あのっ!」



僕の声に小さい女の子が振り返る。




エ「A!呼ばれてるわよ!」



貴「え?私だったのか…」




振り向いて此方を見るAさん。



Aさん…かぁ。



如何して太宰さんは僕にこの人の名前を教えてくれなかったのだろうか…。





貴「…何方様で…」




そこまで言いかけてAさんが止まった。





貴「…!!ま、まさか…君…!」




そこで僕は重大なミスに気が付いた。




彼女は今囚われているとはいえ、ポートマフィアの一人。





そんな人に災害獣指定されていて、現に以前ポートマフィアの芥川に会っている僕が、







声を掛けたらバレてしまう______________貴「君若しかして…」








私達に遊園地代、奢ってくれるの!?





唐突な。





敦「…へ」




呆けていると、Aさんは少し呆れ顔になる。




貴「見ず知らずの人間に声を掛けるなんてナンパぐらいでしょう」





ナンパするなら奢ってください。




そう今度は真顔で言われた。




エ「えぇ〜っ!良いのよ?リンタロウから貰ったカードもあるし…」




貴「エリス嬢、此処遊園地なんで、多分カード使えないですよ」




エ「!!そしたらお金が無いわ!如何しましょう!」





…きっと故意的に繰り広げている訳ではないのだろうけれど。。





敦「…奢ります」




貴・エ「「良いの!?/良いんですか!?」」





嗚呼、お金が…!___________。




帰り際。




貴「名前、聞いても良いですか?」


敦「あぁ〜…敦、です。中島…」



ぐったりとしていた僕は太宰さんに連絡する事も忘れ、



大人しく探偵社へと帰った。

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花コム( ゚Д゚) - 柏村葬さん:へぇ!そ、そうだったんですね…漫画持ってないので知りませんでした…申し訳無いです… (2019年3月5日 8時) (レス) id: bbf7a999fb (このIDを非表示/違反報告)
柏村葬(プロフ) - 狂16ですが、漫画が原作なので漫画を先にした方が良いと思います。漫画とアニメでは全然違いますから。 (2019年2月25日 0時) (レス) id: 67a0056d03 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁 - 作品、拝見しましたー! 文章にから場面の様子がしっかりと分かり、素敵な小説だと思います! ヤンデレ中也さん…ですか… なんかいいですね!!← これからもお体に気をつけて更新頑張ってくださいね。応援しています!(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花コム( ゚Д゚) | 作成日時:2018年9月10日 12時

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