両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#39 ページ39

ショックで熱が出ることってあるんだなぁ〜…。

ごろごろと何回も寝返りをうつ。


……ダメだ。失恋のショックが大きすぎる。
自分ってこんなに弱かったんだな。


ごしごしと涙拭ってると、
コンコンコンと3回扉を叩く音がした。



『なにー？おばあちゃん』

「…俺だ。冨岡だ」

『は？』



ぇぇぇぇぇぇ！？なんで冨岡先生が！？もしかして
看病に来てくれたとか！？いやでも普通先生って
わざわざ看病に来るか…？



「…入ってもいいか？」

『あ、はい。どうぞ』



扉が開いて入ってきたのは正真正銘
冨岡先生だった。イケメンだなぁー

冨岡先生は私のベッドのすぐそばまで来て座った。



「…あれは誤解だ」

『誤解？なんのことですか？』



急に誤解だと言われてもなんの事だかさっぱり
なんですけど。イケメンなので許す。



「俺は胡蝶に好きだと言ったんじゃない」

『……へ？』



目を丸くすると、冨岡先生は何故か微笑んだ。

ももももももしかして冨岡先生に私が冨岡先生の
こと好きだってことバレてます？
あのクソ美術教師め！！！！



「俺は鮭大根に好きだと言ったんだ」

『は、はぁ？』



いや、また意味がわからないけど。

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