６４．気にかける ページ5
ｶｺｰﾝ
私、ここのお風呂気に入ったみたいです
京子さんやハルさん達が利用しない時間帯を見て、ひとりで入浴するのが好きです
だって、私の体にある傷は……醜いですから
ｶﾗｶﾗ…
扉の開く音がする……って誰か来たんですか？！
ｸﾛｰﾑ「エリオ……さん？」
ｲｰﾋﾟﾝ「エリオさん！」
ど、どうしよ…
ｻﾞﾊﾟｰｯ
クロームさんは私に背を向け、体を洗い始めた
その華奢な背中には似合わない、大きな傷跡
ｴﾘｵ「あの、クロームさん……。修行で何か私にできることがあれば言ってください…、これでも一応術師なので……」
ｸﾛｰﾑ「うん…。エリオさん」
ｴﾘｵ「えっと、“エリオちゃん”って呼んでもらえますか？クロームさんにはそう呼ばれていたので……」
ｸﾛｰﾑ「……分かった、エリオちゃん。エリオちゃんはどうして私を気にかけてくれるの？」
クロームさんは手を止めて、じっと私を見ている
どうして気にかけるのか……
ｴﾘｵ「この時代のクロームさんが、私のことを気にかけてくれたから……です。すごく、救われたから」
少しの間だったけど、あんなに気を許して話すことができたのはクロームさんだけだった
ｸﾛｰﾑ「そーなんだ…」
クロームさんは泡を流すと、私の隣に座った
ｸﾛｰﾑ「私もエリオちゃんと一緒にいると楽しい……」
ｴﾘｵ「……それは、嬉しいです」
クロームさんって“お姉ちゃん”って感じがする
ｶﾗｶﾗ…
ハル「あっ！クロームちゃんとエリオさんですー！」
ハルさんに続いて入ってくるのは、京子さんとビアンキさん
あ……、出にくくなった…
――――――――――――――――――――――――――
復活ですo(｀・∀・´)○
合否はまだだけど、とりあえず余裕ができたので更新しますね！
あ〜…
しばらく更新しなかったから、みんなに忘れられてそうでﾄﾞｷﾄﾞｷ……(´エ｀；)
2015/10/12
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作者名：ロギ | 作成日時：2015年8月17日 17時
