ちびれんくん8

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紫耀side

廉父「あ、紫耀くん」

「どうしました？」


キッチンで朝食作りの準備をしてたら

廉のお父さんが現れた。


廉父「廉、熱出してもうたみたいで」

「え？！何度ですか？」

廉父「熱はまだ測ってへんねんけど…あと、呼吸も早い気ぃして…」


俺らもそう言うのに割と

早めに気づける方ではあるけど、、やっぱりご両親には勝てないな。

少しの変化でも気づいて、確信を持って教えてくれる。

俺らは「かも…？」って思う時が多いから。


「教えてくださりありがとうございます。岸くん、俺ちょっと…」

岸「おう。廉の事よろしく」

廉母「お願いな？」

「はい！」


岸くんと廉のお母さんに一旦離れる事を伝えて

廉のお父さんと一緒に和室に向かうと

うん、顔赤いし、肩で呼吸してる感じだね廉。


「れーん？分かる？」

廉「んっ…はぁっ、っ…しょっ…」

「そう、紫耀だよ〜？しんどいね。お熱さん測っていいかなー？」


そう聞くといつもは嫌々言う計温も

小さく頷いた後、怠いはずなのに起き上がって

廉のお父さんの膝の上に…


「廉パパのお膝の上だったら頑張れそう？」

廉「ん、ばる…」

廉父「おっ、偉いなぁ。さすが廉やな」

廉「んふふ、げほげほっ、」


やっぱりお父さんの力って凄いな。

そう思いながらこっそり忍ばせていた、体温計を取り出す。

脇に挟むタイプのが正確に測れるんだよね〜。


「ちょーっとごめんね〜」

廉「んぅ〜涙」

廉父「頑張れ頑張れ。もう少しで終わるからなぁ〜」


お父さんの声かけもあり

いつもより暴れることなく頑張ってくれた廉。


ピピピッ


「おっ、なったね〜。取り出すよ」


そう優しく声を掛けながら

体温計を取り出すと、38.6℃の文字


「れん、寒い？」

廉「ん、ぶるぶる…」


まじかぁ…

これは9℃台確定かぁ…


廉父「体震えてるもんなぁ」

「今温かい毛布とおでこにピタってするの持ってくるね？」

廉「あい、あと…おみじゅ…」

「ふふ。いいよ。ちょっと待っててね」


廉の頭を撫でてから立ち上がって

毛布、お水、冷えピタを取り出してると海人達が来た


海「れん、お熱？」

「うん。38.6℃」

神「わ、朝の時間でそんなに…」

玄「あれだったら昼間、病院だね」

「うん。行った方が良いと思う」


持病もあるし、何かあったら嫌だし

それに…ご両親に悲しい思いさせてしまうから。



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皆様のお陰でなんと！
ブルースター獲得できました

ありがとうございます涙
(2022/8/10)

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