ちびれんくん7

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岸side

「だよな、俺もあんまり怒ってるの見たことねーもん」

海「うん」


何か廉の事で、誰かに怒ってるのを数回見たことが

あるくらいで…それ以外は基本優しく

廉の間違ってる行動は間違ってるよね？って

ちゃんと言葉と行動で示してあげてるもんな。


「で、2階に行っちゃったのか」

海「うん、、」


きっと紫耀、罪悪感に飲み込まれてるだろうなぁ…


「仲直りさせねーとな、しょうれん」

海「勿論。2人が喧嘩したままは好きじゃないし、なのより…廉の心臓に負担がかかるしね」

「だな」


廉気づいてるのかな…

自分が食べ物で遊んでそれが原因で怒られたのか


まぁ敏感な廉だから

もう少しだけ時間が経ってくれば、気づいて

謝るって自分から言ってくれそうだな。





＊











＊






それから30分後、廉が起きた。


廉「んぅ、ふわぁ…」

「おはよう」

廉「あーよ、、」

海「よくねんねしてたね」

廉「ん、」


寝起きでぽわぽわな廉くん。

2人で優しく声を掛けてると、何故か段々

廉の目に大きな涙が溜まってきた。


「どうした？ん？」


内心すげーあわあわだけど

そんなの表に出したら、廉がさらに不安になるだけ。

そう思って冷静に見せながら廉に声を掛ける。


廉「しょ、に…めってされた…」

「うん。そうだね。紫耀、めって怒ったね」

廉「あい、」


そしてやっぱり思った通り

少し心が落ち着いてきて、廉も段々紫耀に怒られたことを

自覚してきてるようだった。


「なんで、めってされたか分かるかな？」

廉「れーくんが、っ…ご飯で、あしょんだ…涙」

「そうだね。それって良い事だったのかな？」

廉(フルフルッ)


ちゃんと分かってるね。さすが廉。


廉「め、なこと…涙」

「うん。ダメな事だったね。じゃあ、廉くんはどうしたい？」

廉「しょーと、岸しゃんにめんしゃいしゅる」


俺？

とも思ったけど、きっと作ってくれた人にも

謝りたいっていう気持ちから俺の名前も自然に出たんだろう。


海「そうだね。2人にめんさいしようか」

廉「あい、ゆーちゃ、食べ物であしょんで、ごめん、しゃいっ…涙」

「いいよ。廉ちゃんと知ってるもんね」


いつもなら、絶対食べ物で遊ぶ何てこと

しない廉くんだから、もうしないって分かってる。


「じゃあ、紫耀にごめんなさいしに行こっか」

廉「ん、、」


ちょっと紫耀の所に行くのが怖いみたいだけど

俺らも居るから大丈夫だよと伝えて紫耀の部屋に向かった。

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