ちびれんくん4

▽ ページ13

紫耀side

「もうこんな時間か、、」


廉は部屋に戻る途中で、夢の中に遊びに行って…

俺も寝るかなぁと思ったけど


なんだかんだ6時を回ってたから寝ずに

廉の看病をする事に。


「どうしちゃったのかな、」


突然の嘔吐にびっくりしてる自分が居て…

原因が全く分からずで…


でも、熱が高いと頭が痛くなる

何てことは良くでもないけど


俺も経験上あるから、それなのかな…？

頭痛いと気持ち悪くて吐くこともあるし。


けど、今の所吐き気も治まって寝れてるみたいで良かった。

そんな事を考えながら冷えピタを交換する。




＊




＿＿コンコン


誰だろ、

6時半を過ぎたころ、ドアノックが聞こえて


「はぁい？」


誰か分からないまま返事をすると

顔を覗かせたのはじんだった。


神「廉はど…って顔赤っ！」

「うん、実は夜中に＿＿＿」


廉の顔を見てびっくりしてるじんに

夜中に発熱したことそれから、さっき急に嘔吐したことを伝える


神「まじかぁ…まぁ熱も高いみたいだし…吐き気が酷いようだったら病院行こう」

「うん、だね。今日じんお仕事は？」

神「俺？おやすみだよ。紫耀もでしょ？」


そう言われて、思い出した。

そうだ、俺お仕事お休みだった。


「うん」

神「なんかあったら俺が車運転するから」

「ありがとう」


それからじんも廉の傍に居てくれる事になって

近くに座って様子を見守ってると


廉(モゾ…モゾ)

「起きちゃうかな、」

神「うん、多分」


廉が数秒前から、何度も寝返りを打ち始めて…


廉「っ、ごほっ…」

「廉！」


そして、寝たまま急にえずいたと思ったら

戻してしまって…慌てつつも廉を横向きに寝かせて


背中をトントンすれば、更に勢いよく戻す廉


廉「っ、ふぇぇ…涙」

「大丈夫、大丈夫。怖くないよ〜」


寝てて、起きたら急に自分が吐いてるもんだから

びっくりして泣いちゃってる廉。


それを安心させつつ、背中をトントンすれば

まだ気持ち悪いみたいで、泣きながら戻した。



＊



神「お疲れ様。紫耀とキレイキレイしておいで」

廉「うぅ〜涙あいっ…ヒック」


廉の吐き気が治まったのはあれから10分後の事で…


神「紫耀、廉の事お願い。俺はここ、綺麗にしておくから」

「ごめんな」

神「全然。気にすんなって」


未だ泣いてる廉を抱っこして、背中を摩りながら浴槽に向かった。

嘔吐物で服が汚れちゃったから

廉の服と口元を綺麗にして部屋に戻った。

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