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紫耀side
ちびれんをベットに寝かせて、傍で見守ってると
コンコン__とドアがノックされて、誰だろ…?と
不思議に思いながらも返事をすると
海「俺、海人。入っていい?」
「うん。いいよ」
ノックした主は海人だったみたい。
海「ごめんね。なんか俺もちびれんの傍に居てあげたくってさ」
「ありがと。俺も1人じゃ少し、不安だったから。海人が居てくれて嬉しいよ」
そう言ってあげれば
嬉しそうな笑顔になった。
ふふ、可愛い奴。
というか、うちの末っ子2人は可愛いんだよな。
海「よく寝てるね」
「うん、今の所起きずに熟睡してるよ」
なんて考えてたら、海人がいつの間にか
俺の隣に来ていて、ちびれんの寝顔を見てた。
海「なら良かった。俺らも寝る?」
「だね、海人はベットで寝な?」
海「え?悪いよ、ここ紫耀の部屋だし…紫耀が寝なよ」
「いーから、な?」
半ば強引に、海人をベットに寝かせて
俺はソファーに身を沈めた。
海「ありがと…おやすみ」
「おう。おやすみ」
海人は諦めたのか、大人しく廉の隣に
寝てくれて、おやすみ。そう言葉を交わして俺も眠った。
*
__うわぁぁんっ…
「んぅ…どーしたぁ?」
明け方、4時過ぎ…
ちびれんの泣き声で起こされて…
まだポヤポヤで、ぼーっとする頭で
何とか体を起こしてちびれんの方を見ると…
「え?!ちょ、顔赤ッ!」
廉「ふぇぇ…ごほっ…ごほっ!」
顔を真っ赤にして、咳き込みながら
わんわん泣いていて…
泣いてたからの赤みもあるんだろうけど
多分、顔の赤みの原因はそれだけじゃない。
「あっつ!しんどいねぇ、ごめんね、気づけなくて」
廉「ヒック…げほっ、ふぇぇ…涙」
ちびれんを抱き上げれば、案の定あっつあつな
体温が伝わってきて、これ完璧に発熱したわ。
きっと、赤ちゃん返りしたのはしたで
少しだけストレスだったり、構ってもらえたことで
落ち着いてたんだろうけど
やっぱり、赤ちゃん返りでは、解消しきれなかった
ストレスが発熱。という形で現れたんだと思う。
「海人、海人…ごめん、朝早く。起きて」
海「んぅー?どうしたぁ?」
「ちびれんが熱出しちゃって…しかもかなり高い」
俺がそう言うと、一気に目がパチッと開いて
ガバッと起き上がってちびれんのおでこを確認した海人。
海「うわぁ…ほんとだ、高熱じゃん。俺必要な物持ってくる」
「ごめん、ありがと」
寝起きですぐに動いてくれて
ありがたいな。
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黒瀬優花(プロフ) - 由夏さん» 由夏さん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません。そして、ちびれんくんとぶつかった男性に関しては、特に深く考えていないので、読者様の想像にお任せ。という形にさせて頂きたいです。これからも読んでくださると嬉しいです^^ (2021年6月18日 15時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん2の21ページです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん21ページで廉くんとぶつかった男性が誰か良いかアンケートとって欲しいです。また、廉くんと会わせて欲しいです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 大丈夫です。黒瀬さんのペースでおねがいします。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» こんにちは。はい、その時は小説内でお知らせしますので是非、リクエスト下さい笑 (2021年4月25日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月15日 16時