▽ ページ3
紫耀side
廉「ガタンガタン〜」
海「ふふ、可愛いね」
「な、もう癒しだもん」
廉の言葉も声も可愛くて
動画を撮りながら廉の様子を近くで見守る
廉「んぅ…ふぇぇ…」
「え?廉どうしたの?」
遊んでたら突然泣き出しちゃって
慌てながらも廉の元に向かって抱き上げてあげる
廉「ふぇっっ…ヒック…涙」
「よしよし、何処か痛い?」
そう聞いても泣いてるままで何も
教えてくれず…俺は廉の背中をトントンしてあげるしかなかった。
*
廉「ヒック…すぅ…すぅ…涙」
顔を涙で沢山濡らしたまま
俺の胸に顔を埋めてスヤスヤと夢の中へ遊びに行ったちびれん。
海「ねぇ、やっぱり今日のちびれん、いつもと違うよね」
「うん、俺も思った」
廉が寝てる間に海人と話し合い。
「ネットで調べてみるよ」
海「うん、ちびれん受け取るよ」
「ごめん、お願い」
布団に寝かせると、起きそうな感じがしたので
抱っこしたままだったんだ。
眠ってるちびれんを起こさないように
海人にそっと抱き渡して、俺はネットとか
この前買ってきた、子育ての参考書みたいなのを
引っ張り出してきて調べ捲った。
*
「あ!これかも!」
海「紫耀、しー!」
「あぁ、ごめんごめん」
見つかった時、嬉しくて
思わず大声を上げちゃって海人に怒られちゃった笑
海「で、見つかった?」
「うん、"赤ちゃん返り"かもしれない」
海「え?赤ちゃん返りってさ、下の子とかが出来て、自分も見ろ〜!ってなって小さい子みたいになる奴?」
「うん、そうだんだけど…環境の変化とかストレスとかでもなるって書いてあってさ…俺の仮説だから合ってるか分かんないけど…」
海「うん」
「ちびれんになって、色んなストレス抱えたりとかさ、俺らも大人の廉だって頭がやっぱりどこかにあって、少し一人遊びさせてた時間が多かったかなって」
調べながら思ったんだよね。
廉は元々頼ったり、甘えたりって言うのが苦手で…
それに加えて、小さくなってることで言葉も幼くなって…
俺らに伝えたいことをちゃんと
全部伝えきれてないと思うし、俺らも全部分かってあげれてない
部分も沢山あると思う。
それが今、爆発しちゃったんじゃないかなって
だから赤ちゃん返りっていう方法で
廉からのSOSなんじゃないかなって俺はそう思うんだ。
だから、沢山甘えさせてあげて
小さい子のように接してあげればいいんじゃないかなって。
504人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - 由夏さん» 由夏さん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません。そして、ちびれんくんとぶつかった男性に関しては、特に深く考えていないので、読者様の想像にお任せ。という形にさせて頂きたいです。これからも読んでくださると嬉しいです^^ (2021年6月18日 15時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん2の21ページです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん21ページで廉くんとぶつかった男性が誰か良いかアンケートとって欲しいです。また、廉くんと会わせて欲しいです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 大丈夫です。黒瀬さんのペースでおねがいします。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» こんにちは。はい、その時は小説内でお知らせしますので是非、リクエスト下さい笑 (2021年4月25日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月15日 16時