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紫耀side

ショッピングモールを出て、車に乗って

家に帰るはずだったんだけど、急遽寄る場所が出来て

そこに寄ってから帰ることに


海「かなり人多いけど、大丈夫かな…」

「うん、多分…」


みんな不安しかないけど、廉としっかり手を繋いで

その人混みの中に入っていく。


本当は抱っこしたかったんだけど

廉が「いやぁ〜!」って泣いて暴れるので

仕方なく歩かせることに…


これがまさか悲劇を生むことに繋がるだなんて

この時の俺らは少しも思ってなかった…___







「ふぅ、何とかあったね」

海「うん、よかっ…って、廉が居ない!」

「「え?!」」


何とか人混みを抜けて、車に着いて

ひと休憩してたら、海人のそんな言葉で

ハッとなり車の中を見渡すけど、確かに廉の姿は無く


それに思い出せば、車に戻る途中で人がさらに

多くなってどんどん押されて…


「あ!」

岸「ど、どうした!?」

「俺…廉の手、離しちゃった…」


強く押されたなと思った時と同じくらいに

俺の右手から小さくて温かい手が無くなってたんだ。


だけど、俺も人混みをすり抜けるので必死で…

廉はもしかしたら、俺らの名前を呼んでたかも知れなかったけど

人混みの中で、音もまぁまぁあった場所だったから

聞こえなくて…っ


「廉、ごめんっ、俺…俺、どうしよっ…」

岸「紫耀落ち着け!」


俺がパニクッてると岸くんの強い声が聞こえた


「岸…くんっ、俺…」

岸「うん、紫耀だけの所為じゃないよ。だから自分を責めんな。今からでも遅くない、廉を探しに行こう。夜が深くなる前に」


その岸くんの言葉に俺も漸く

切り替えが出来た。そうだ、今悔いてる場合じゃない。


廉を探しに行かなきゃ…

どこかで発作が起きてたりしたら…


もう二度と廉と手を繋いで歩けなくなるかもしれない…

それだけは絶対に嫌だっ…


「うん。そうだね。行こう」


俺らは車を降りて、もう一度人混みの中に飛び込んだ







人が多いから、各々探して連絡を取り合う事に


「れーん!居たら返事して〜!」


俺は、来た道を引き返しつつ探すことに…

メンバーにはメールを入れて同じところを探さないように







「もしかしてっ…」


そして俺は、ふとある場所が浮かんだ。

あれは朝、行きの車の中で廉が


廉『あ、公園ある〜』


そう言って、今度連れてってね?なんて言われて

約束したことを。


もしかしたらそこに居るかも。

そう思ったら自然と体が動いてた__。

▽→←▽



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黒瀬優花(プロフ) - 由夏さん» 由夏さん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいすいません。そして、ちびれんくんとぶつかった男性に関しては、特に深く考えていないので、読者様の想像にお任せ。という形にさせて頂きたいです。これからも読んでくださると嬉しいです^^ (2021年6月18日 15時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん2の21ページです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - ちびれんくん21ページで廉くんとぶつかった男性が誰か良いかアンケートとって欲しいです。また、廉くんと会わせて欲しいです。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - 大丈夫です。黒瀬さんのペースでおねがいします。 (2021年5月9日 11時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» こんにちは。はい、その時は小説内でお知らせしますので是非、リクエスト下さい笑 (2021年4月25日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月15日 16時

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