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1話 ページ2

「ねぇねぇAって一昨日公開された映画観に行った?」


「んー…アラサーが1人で映画なんて寂しい人間に思われたくないから行ってないね」




ある日の休日。特に用事がない日は大抵、私の部屋で2人ゆっくり過ごす。小さい頃から変わらないこの習慣にトキメキながらも安心感を覚える




「同じ!俺も1人は嫌で行ってないんだぁ…あ!それなら今から一緒に観に行こうよ!」


2人なら寂しくないでしょ!なんて簡単に言う呂庵



「だよね、そう来ると思った…準備してくるわ」




突発的に出掛けるのはいつもの事。私だけが意識して、呂庵は只管目的の物を楽しむ

当初は残念だったし少し辛かったこのスタイルにももう慣れてしまって何とも思わなくなってきた。



.



期待値0のただのお出掛け。



なんて有意義な時間の過ごし方だろうねぇ
呂庵がいない空間で皮肉が零れてしまったのは仕方が無いってそろそろ割り切りたいわ

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なな - 呂庵くんの小説、とても嬉しいです!更新楽しみにしてます!! (2021年1月19日 15時) (レス) id: 476b0094a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Vanilla* | 作成日時:2021年1月13日 13時

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