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慶一郎side
授業、そして、業後の補習まで終わらせて、母ちゃんに連絡すれば、もうすぐ帰る所って言うから、家に帰って、車で手越のいる病院に向かった。
慶「てごし〜、大丈夫か？」
祐「あ、けーちゃん…」
成「さっき解熱剤入れて37℃近くまでは下がったよ。」
慶「そっか。今は？具合どう？」
祐「ん、だいじょおぶだよ」
ふにゃりと笑う手越は、いつもの手越じゃなくて、弱りきっていた。
慶「それじゃ、帰ろっか。母ちゃん、車で待ってるから。」
成「歩ける？」
祐「うん、」
シゲが手越の荷物を持ってくれて、俺は手越を支えながら、車に乗り込んだ。
母「手越くん？酔っちゃったりしたら教えてね。」
祐「はぁーい」
家から病院の距離は車だと10分くらいだから、酔うことは少ない。
けど、その時の体調によって変わってくるしね。
祐「んんっ、…」
慶「酔っちゃった？」
祐「んーん、痰が絡んで、」
慶「お家帰って吸引する？」
祐「…え、いやぁ、」
慶「もう〜、我儘はダメです〜。」
そんなこんなで、あっという間に家に着き、手越も酔うことなかった。
成「和室に布団敷いたよ。」
慶「さんきゅ。手越、和室行くね？」
祐「ん"ん"ぅ、」
体調が悪くなってきたのか、ちょっと愚図り出してきちゃった。
母「慶ちゃん、私買い物行ってくるけど、」
慶「あ、了解。手越？何か食べれそう？」
祐「いやぁ、たべなぁい…」
慶「いつもの事だけど、色々おまかせで。」
母「わかったわ。」
俺の母ちゃん、管理栄養士の資格持ってるから、手越にも栄養のあるものを食べさせてくれる。
それに、看護の勉強も少ししてたみたいで、そっちの面に関しても、すごく助かってる。
祐「けほ、けほっ、ごほっごほっ、」
慶「あらら、体起こすね。」
座らせて、俺に持たれ掛けさせて、落ち着かせる。
成「お水、置いとくね。」
シゲも何かと気を使ってくれて。
ほんとに感謝してる。
慶「ありがと。」
早く良くなるといいけど。
いつも事だし、完治まではもう少しかかるかな。
終わり
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雛鳥 - こんにちは！手越くんと増田さんがこれからどんな関係になるのか楽しみです。更新楽しみにしてます。応援してます。 (2019年6月5日 8時) (
レス) id: 0840a22bfe (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 初めまして。続きを楽しみにしております (2019年5月21日 20時) (レス) id: 042a833b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょんまげ。 | 作成日時：2019年4月29日 11時
