＊ ページ9
手越side
寒い。熱い。苦しい。
お昼には39℃近くまで熱があがちゃって。
櫻「ごめん〜、遅くなった。」
松「おつかれ、手越、39℃近くまで熱出ちゃってる。ちょっと危険かも。」
櫻井「マジか。病院着くまで、発作とか起きなければいいけど。」
松「そうだね。とりあえず、車まで運ぶね。」
熱のせいで、言うことを聞かなくなった体は、松本先生や櫻井先生にされるがまま。
松「それじゃ、あとよろしく。
それと、増田も。そろそろもう1回検査した方がいいかも。」
櫻「わかった。その話は後で聞く。じゃね。」
松本先生に運ばれて、櫻井先生の車の後部座席で横になる。
すると、2人の口から増田という名前が。
ん、なんか聞いた事ある。
でも、朦朧としている意識では考えきれなくて、結局よく分からないまま。
・
・
・
……し、、…、て…、
祐「ん、、、。」
あれ、寝ちゃってた。てか、腕に点滴までされてるし。
成「やっと起きた。」
祐「やっべ、全然記憶ない。」
櫻「お、やっと起きた。
これ、体温計ね。熱測って。」
俺の返事を聞く前に、櫻井先生は俺の脇に体温計を滑り込ませてきた。
♪Pipipi
櫻「んーと、37.7℃かぁ。だいぶ下がったね。」
祐「はぁぁ、せっかくの新学期だったのにぃ。」
櫻「まぁ、しょーがないね。噂によれば？昨日凄いはしゃいでたみたいだし。」
祐「それはぁ…」
痛いところをつかれ、何も反論出来ず。
それに、こんなんじゃ、授業ついてくのも大変だろうなぁ。
櫻「お昼の様子だと、今日は入院かなって思ったけど、解熱剤入れたら、思ったよりきいてたから、今日は帰っていいよ。」
祐「まじかぁ、そんなだったんだ、俺。」
櫻「まぁね。車乗ってから、一言も声聴いてないもんね。」
祐「まぁじで、覚えてない…」
成「あ、慶ちゃんが今家に帰って、母さんと病院向かうって。」
祐「いつもいつもごめんねぇ。」
成「まぁそう気にすんなって。」
櫻「俺は仕事戻らなきゃだけど、ここにいていいから、帰る時に声掛けて？」
成「あ、はーい。」
俺の高校生活は、やっぱり体調不良が付き物でしたとさ。
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雛鳥 - こんにちは！手越くんと増田さんがこれからどんな関係になるのか楽しみです。更新楽しみにしてます。応援してます。 (2019年6月5日 8時) (
レス) id: 0840a22bfe (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 初めまして。続きを楽しみにしております (2019年5月21日 20時) (レス) id: 042a833b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょんまげ。 | 作成日時：2019年4月29日 11時
