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【設定(新キャラ)】
一ノ瀬
・湊の元友人
その関係性からAのことをよく知っている
・飄々としていて何を考えているか分からない
─────
「俺のこと知ってるっしょ？ Aちゃん」
危機を感じたのか、瑞希が私の腕を引いた。
そのまま私を自らの背中の後ろに隠れさせた。
瑞希は無言で私を連れ出そうとするが、私は動かなかった。
何故なら私は彼を知っている。
兄さんの友人だった人だ。 元友人とは、何があったのか分かんないけど。
確か名前は…………
『…樹さん』
瑞希「…こいつのこと、知ってるの…？」
その瑞希の震える声に違和感を感じて顔を覗き込もうとする。
すると、それを阻止するように樹さんが私の腕を引いた。
その飄々として感情を読み取らせる気の無い表情が少し苦手だった。
黒く淀んだ瞳が私を捉える。
樹「覚えててくれたんだ？ それならよかった」
『…お、久しぶりですね……樹さん』
樹「うん。 湊と友達やめた時以来じゃね？」
その一言が私の心に突き刺さる。
私を気遣ってくれた兄を悪く言うような口調。
でも関係を持った以上、強くは出れない。
とりあえず神代先輩を見掛けたか、それだけ聞いたらさっさと帰ろう。
『あの、神代類さんを見掛けませんでしたか？』
樹「んー？ …神代？」
途端に眉を顰めて、明らかに不機嫌そうにする。
ゴク、と唾を飲むと、秋なのに汗が頬を伝った。
……あまりにも沈黙が長い。 なんでこんなに黙ってるの？
瑞希「A…ッ、戻ろ？ 先輩を探っ…「あれ？ 暁山じゃーん！」…ッ！！」
通りすがり、だろうか。 男子生徒に腕を掴まれ不意を突かれたような表情を浮かべる。
まずい、と思って瑞希の名を叫ぶ。 駆け寄ろうとする。 駆け寄りたい、のに。
樹「神代のこと探してんじゃないの？ Aちゃん」
樹さんが私の腕を離さない。 見てられない。 瑞希が行っちゃう…またッ、どこかに！！
男子生徒Ａ「屋上行かね？ ちょっと相談乗って欲しいんだけど〜」
瑞希「…ッ、A！」
樹「ねぇ、ほら、俺場所知ってるからさ」
地を這うような声。 それが私を掴んで離さない。 なんでこんな時に…瑞希が？
樹『………』
鳥肌が、立つ。 …違う、あれは、さっきの異様な沈黙の長さは。
通りかかった男子のタイミングは、
偶然じゃない。 計画された、行動だ。
─────
新キャラすみませえええええええ
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ramune(プロフ) - 空無さん» こちらこそ感謝です！ (8月18日 8時) (
レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
空無(プロフ) - 続編感謝です！ (8月18日 8時) (レス) id: ce1eb79c94 (このIDを非表示/違反報告)
ramune(プロフ) - 廻慧さん» ありがとうございます〜！！！同じ受験生でしたか！！ほんと勉強しなさ過ぎて私はやばいです……笑 心強いです、一緒に頑張りましょう！！ (8月18日 8時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
廻慧 - 続編おめでとうございます！私も受験生なのでお互いに頑張りましょう！ (8月18日 8時) (レス) @page46 id: 6c38b128dd (このIDを非表示/違反報告)
ramune(プロフ) - さふゆわさん» さゆふわ様〜！ありがとうございます〜！！続編今日作りますね！！！お楽しみに！ (8月18日 7時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramune | 作成日時：2022年7月17日 21時
