戦国武将？ラッパー？美形なのは分かったのでお帰りください

35話【好き】 ページ42

貴『zzz…』


眉「…」


隣でスヤスヤと眠る美少女＿＿基、時任Aちゃんは私の彼女だ。


彼女に好かれていることは私と彼女の偏差値の違いを考えれば光栄でもあるが畏れ多くもある。


今、私の隣で寝ている様子を思い浮かべで事後を考えた人もいるかもしれない(実際作者がそうだ←)が断じて違う。


ただのお泊まり会であって如何わしいことなどは何もない


本当に


眉「今何時…」


時計を見れば6時半、今日は土曜日なのでまだ起きなくても親には怒られないだろう
しばらくはAちゃんの寝顔を拝見するとしよう。


貴『…眉美ちゃん…』


眉「は、はい」


貴『zzz…』


眉「何だ、寝言か…」


彼女には、小悪魔の素質があるのではないかと思う。


お兄さんのことを大切に思っているらしい彼女は、人のことをべた褒めできる。
自分に好意を抱いているのではないかと自惚れてしまうほど


恐らく、普通に生活していても相手を翻弄する天性の魔性の女なのではないだろうか


尤も、彼女が好きなのは私だが


彼女の寝顔に視線を移す


ネグリジェから見える項が色っぽい


本当に一歳差か…？


サラサラの銀髪、白い肌、瞼に降りかかる白銀の睫毛。


彼女が絶世の美少女であることを思いだし、ドキドキと心臓が高鳴った。


眉「好きよ、Aちゃん」


貴『…』



普段は言えないけど、私も貴方を愛してる。
誰にも、渡さないから。









.









貴『(起きてるときに言ってくれればいいのに…)好き』←途中から視線に気づいて起きた


眉「！」

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