・ ページ29
.
ショウくんと手を繋ぎながら辿り着いた某有名バブルティーのお店。
平日の昼下がりということもありあまりお客さんはおらず、ゆっくりメニューを選べる。
何を隠そう私は三度の飯より飯が好き、おまけに甘いものも好き、食べるために生きている、Eating ig my life、No food No life的な思考の持ち主なので、否応なしにテンションが上がってしまうのだ。
「ショウくんは何にする？」
ST「タロミルクティー♪」
「…ですよね。」
ST「あははっ！ふふっ、Aは？」
「んー、ココアミルク…キャラメル…いやココア、うんココアにチョコレートソースとホワイトチョコレートソース追加、このチョコレートミルクフォームってのも追加で」
ST「おお…安定のチョコ信者…(笑)」
「おかげさまで♡」
ST「ふふっ、じゃあ俺が奢ってあげるね(笑)」
「ショウくん愛してる」
ST「あははっ！(笑)」
思いっきりショウくんにぎゅーっと抱きつきながら会計に向かう。店員さんからすっごい目で見られたけど私は気にしません。
しばらくしてバブルティーを受け取り、カフェスペースでショウくんと座る。
…こうしてると私たち、付き合ってるみたい。
普段はなかなか体験できないことに、どうしてもふわふわと地面に足がつかないみたいだ。自分っていわゆる普通の学生時代を過ごしていないからか、20歳になったのにこういうシチュエーションにまだ憧れちゃう。
そるに、なんだかショウくんと居るとずっと楽しくて、私は何も無いのにニコニコしてしまうんだ。
…それって、ショウくんがずっと笑っているからかな。
笑顔が移るって、とても素敵な現象だ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1019人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいら
| 作成日時：2021年11月25日 20時
