sequel. (ページ17)

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「バースマークのことをね、海外では'' 天使のキスマーク ''とも言うんだって。」

ロンジュン「へえ…」

「…運命なんだよ私たち。だってこんな偶然にも手の甲にしかもほぼ同じ場所に痣がある同士なんて見つかるはずないもん」

ロンジュン「…」

「この痣を付けてくれたのが、前世のロンちゃんだったら良いのに」

そう独り言のように私の生まれつきある左手の甲の痣を見つめながら呟いた

ロンジュン「…もしそれが本当なら、今世でも僕たちは恋人になれるかもしれないってこと？」

「……え？」

ロンジュン「運命の人同士がお互いを忘れないように付けたなら、生まれ変わってもその人たちは運命の人同士ってこなんでしょ」

「う、うん」

ロンジュン「じゃあ、」

ロンちゃんは痣がある右手で私の左手の痣を包むように優しく握ると至近距離で目を合わせた

ロンジュン「前世と同じように、僕と恋人になる？」

優しく微笑んでそう言ったロンジュンは私は何故か胸が熱くなって涙が溢れるのを感じた

ロンジュン「A？どうしたの？泣いてるよ」

「えっ、と、」

ロンジュン「嫌だったよな。ごめん、、それに、Aにはもう大切な人がいるのに」

「っあ、これは、違くてっ、、」

ロンジュン「大丈夫。今言ったのは気にしないでいいから」

「っ、ロンちゃん、」

ロンジュンにそう言われて、何故か、どうしてか

さっきまで熱く溢れそうな気持ちになったはずの胸の奥がチクリと痛んでまた涙が溢れた。

もしも、本当に私たちが運命の人同士だったのならそれは幸せでもあり少し残酷でもあるのかもしれない。

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