【東海】ウラトーーク！ ＃１

Part.2 ページ20

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おもむろに2本目のタバコを取り出しながら、はた、と気付く。そういやしばゆー禁煙してんじゃん。


し「今気付いたのか貴様」
 「悪かった…ごめんパパ…」
し「あっ、でも吸い続けるんだ」
ゆ「…あ。禁煙中か！」
し「貴様も今さらか！」
ゆ「ごめんねパパ〜」
し「なんで謝ったのに吸い続けるんだ？」


もうそんなに吸いたくならないからいいけど、とこぼすしばゆーは父親の顔をしていた。

てかこいつら2人ともリア充じゃん。きつ。病も。
なんて、頭を抱え始めたときだった。


虫「なーにおもしろそうな話してんの？」
 「…ぬぁ！撮ってたの！？」


部屋の隅で編集と闘っていたはずの虫さんが、いつの間にかカメラを片手に急接近していた。
リア充の霊圧が増えただと…？とか言ってる場合ではない。

なぜこのタイミングで来たんだ。がっつり喫煙しとる。がっつり煙吐き出しとる。


 「ここカットだよ、」
虫「そんな必死に隠さんでもよくない？視聴者さんも多分暗黙の了解みたいな感じでわかってると思うよ」
 「……動画内で吸ったことないよ？」
虫「そんなん灰皿映ったときとかにさぁ、あー吸い殻の量1人分じゃねぇな、じゃあてつやの家に入り浸ってるAかってわかるやん」
 「もー推理すなぁ。コナンくんかこの野郎！」
虫「誰がチビメガネだ」
 「言ってねぇぇ！」


うーん。ぞーし説流れんかな。ないな。まぁ薄々気付かれてたならいっか…いいのか？


ゆ「ていうか俺と飲み行くときとか普通に吸うじゃん、喫煙所とかでも。隠す気あったんだ？ｗ」
 「それはごもっともですね…」
虫「まぁまぁ、どんなAでもみんな受け入れてくれるよ多分。セーラー服部屋着にして酒飲んでタバコ吸ってるような25歳女性でもね」
 「え…？やめて虫さん…？」


真隣で、その25歳はきついわぁ、としばゆーが爆笑している。煙吹きかけたろか。


 「てか、カメラ向けるからゆめまるさんが黙っちゃったじゃんよ！」
虫「ゆめまるさん頑張って！YouTuberだよあんた！」
ゆ「…おらぁ！飲むぞ！」
 「そっちかい！」
し「きゃー！破天荒！」
 「黒霧島買ってきたぞー！」
虫「どう考えてもトークを頑張りなさいって言ってんの！」


パリピ大学生っぷりは健在のゆめまるであった。




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