たまには昔の話でも ページ19
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【 サブチャン 】
ゆ「やばっ、マジでいたよねそういうヤンキー」
「スカートの下にジャージ履きがちだよね〜」
し「高校時代のA思い出すなぁ」
「おいうそつけ。ばちばちの優等生だったわ」
焼酎、ウイスキー、ビール、ワイン、タバコ、おつまみ。パリピ大学生のような、はたまた生活が荒んだおじさんを彷彿とさせるようなテーブルの上の面々(ちなみに私が買い込んだ)。
それを囲むしばゆーとゆめまる。そして、セーラー服にジャージというファッショナブルな格好の私。
し「てか、なんで俺ら仲良くなったんだっけ?」
「えー!忘れたの?掃除の時間にさぁ、しばゆーが黒板消しクリーナーから出たチョークの粉吸ってヤク中のふりしてたじゃん、」
し「…うわぁ今思い出した!はず!やめてぇ!」
ゆ「なにそれバカすぎるw」
「あ〜キマったわ〜とか言ってたじゃん。吸わなくても元々ラリってんのに」
し「ひどすぎんかそれは?」
笑いすぎて呼吸が乱れるのでタバコは片燃えするし、口に含んだお酒は吹き出しかけるし、なにこれ地元トーク最高マジまんじ。って感じ。
お察しの通り、今宵も勝手に人の家のリビングにて、ゆめまるとしばゆーとで昔話に花を咲かせています。
クソ懐エピソードだらけでかれこれ1時間は誰も口を閉ざしていません。
ちなみにりょうとしは帰宅、虫さんは編集中、家主は風呂へぶち込んでおいた。
し「で、なにがどうなってそうなんの?」
ゆ「セーラー服で飲酒喫煙は大炎上じゃない?w」
「昨日企画で着たら、意外と涼しくて着心地いいから部屋着にした。下はジャージだけど」
し「着られるならなんでもいいってレベルじゃなくない?それ。てつやよりひどいって」
「それはないでしょ!?」
てっちゃんとは違って外出するときはちゃんと身だしなみ整えてるから。そこだけは譲れん。底辺同士の争いかもしれないけど。
あと私はしっかり歯磨きもホワイトニングもしてるから。歯真っ白だからマジで。別にマウント取りたいわけではないけど。
し「でも真面目なのに部活はしてないっていうね」
「バイト三昧だったからね〜」
ゆ「最高いくら稼いだの?」
「高校生だからそんなによ?夏休みで月10くらい」
し「は?やばっ!高校生でそれはえぐい、大金すぎる」
ゆ「でも一瞬でゲームに課金して消えるんでしょ?」
「まぁね、そのためのお金だからね」
し「ひぃ〜、ありえん…」
「人の趣味をありえんとか言うな」
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作者名:V | 作成日時:2018年9月6日 0時