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黒Side
「康二くんっ…！」
「…」
「ねぇ康二くんっ…！」
「…」
「康二くん痛いっ…！」
俺の手首を掴む手には相当力が入っていて、
あまりの痛さに何度も康二くんの名前を呼ぶ。
「…あっ、ごめんめめ。ごめん！大丈夫…？あー赤くなってる…ごめん…」
何度か名前を呼ぶと、
やっとこっちに戻って来たみたいで。
焦りながら俺の手首を撫でてくれた。
「…ほんまにごめん」
その謝罪の中には色々なものが含まれていて、
康二くんが悪いわけじゃないのに何だか申し訳なくなった…
「怖かったやろ…？」
「んーん。」
正直、怖かった。
あんな康二くん初めて見たから。
でも、あそこまで怒ったのは俺を守る為だったから
嬉しかったというのも事実。
俺が傷付けられたら相手がたとえ大好きなお兄さんである翔太くんでも
あんな風に守ってくれるなんて、
康二くんはヒーローだと思った。
「ちゅーしてくれたら許す…」
「ん？」
「…したいの。だめ…？」
「自分からしたらえぇのに。付き合ってるんやから(笑)」
そう言いながらも康二くんの右手は俺の後頭部に回され、
甘いキスが唇に落とされた…。
「…ん？」
「もっと…」
「ふふ。えぇよ」
―チュ、チュッ
啄むように何度も繰り返すと
今度は康二くんの舌が俺の舌を捕まえた。
「康二く…ん……はぁっ…」
「ん………」
ちらり、目を開けると色っぽい表情の康二くんと目が合った
…っ///
「なんっ…！///」
「ん…？」
思わずキスを中断させると
康二くんが不思議そうに首を傾げる
「ずるい…」
「んー？」
「かっこよすぎる…。」
「はは。何やそれ」
いつもは可愛い可愛いって翔太くん達に愛されているくせに、
どうして俺の前にいる康二くんはいつもこんなにかっこいいんだろう…
「めめは可愛いで」
「そんなことない…」
俺はいつもかっこいいって言われるもん。
可愛いって言うのは康二くんだけだよ…
「んーん、可愛い。俺だけに見せる顔やもん。」
「…っ」
「俺の前だけでえぇんよ、可愛いのは」
「うん…」
「俺も、めめの前でだけかっこよくいられるように頑張ってんねん(笑)」
そう言って照れた康二くんも、
やっぱりすごくかっこよかった。
・
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真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» パス外しました！ (2020年12月14日 0時) (
レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 楽しみにしてます！ありがとうございます！ (2020年12月13日 19時) (レス) id: 471bec5651 (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - テンプレ返信ごめんなさい… (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます！Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。０時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - トマト鍋さん» コメントありがとうございます！Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。０時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 17時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真夏野スピカ
| 作成日時：2020年11月13日 19時
