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青Side


「はい。もう良い?行くよほら…」


腕を掴まれて立たされ、
そのまま下駄箱までずるずると引きずられる…

痛いんですけど…


「おい、いてぇよ」

「馬鹿なことやってる翔太が悪いんでしょ」

「俺は至って真面目だよちくしょー…」

「まじで何で舘さんが翔太のこと好きになったのか分からんわ…」


子供みたいに突っ掛かる俺をさらりとあしらう涼太。

誰が見ても子供みたいな俺と
大人な涼太は釣り合わない。

そう思ったであろうふっかの言葉に、
不本意ながら俺自身も頷いた。


「何で好きになったか?」

「うん」

「そんなの、運命でしょ?」


真顔で言っているこの言葉は真面目に言っているのか、
はたまた冗談なのか…

よく分からないけど、
思わず顔が赤くなってしまった…。


「うわぁ…///」


そして何故かその涼太の言葉に
嬉しそうにしつつ照れている阿部。

お前はファンか。

そしてそして…


「……///」


ちょっと気まずそうに赤くなっている康二。


「…お前さ、康二がいる時にそういうのやめろよ」

「そういうの?」

「…」

「じゃあ康二がいない時は良いんだ?」

「屁理屈っ!」


俺の揚げ足を取ってにやりと笑う涼太は本当に性格が悪い。

誰だよ…

こいつをロイヤルだとか
国王だとか言った奴は。

魔王だ魔王、こんな奴…


「気まずい?」

「んーん。ちょっとね、何か…見ていいもんなんかなって分からんくなるんよね」

「そか。」

「俺の前のしょっぴーはいつもかっこいいから。だから、可愛いしょっぴーを見るとなんやろ…何か不思議な気持ちになるんよ」


そんな俺らのやり取りを後ろから見ていた
ふっかと康二の声が聞こえる。

そんなん俺だって不本意だし…

そもそもお兄ちゃんが男とイチャイチャしてんの見せられてる弟って、
字面だけ見てもキツイよな…

すまんな康二…

お兄ちゃんは不甲斐ないよ…


「でも好きやねん。しょっぴーと舘さんカップルが。」

「そっか」

「うん。大好きなしょっぴーの恋人が舘さんでほんまに嬉しいねん。普通恋人の弟にまでこんな優しくする?めちゃめちゃ恵まれてんねんけど俺」


でも康二がそう言ってくれるなら良いのかな。

俺も自分の恋人が涼太で良かったって、
本当に心から思っているから。






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真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» パス外しました! (2020年12月14日 0時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 楽しみにしてます!ありがとうございます! (2020年12月13日 19時) (レス) id: 471bec5651 (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - テンプレ返信ごめんなさい… (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。0時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - トマト鍋さん» コメントありがとうございます!Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。0時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 17時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真夏野スピカ | 作成日時:2020年11月13日 19時

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