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黒Side
「あ、でもめめ制服のままやったね。俺の服でえぇ？着替えよっか」
「あ、はい」
ばさばさっと次々とベッドに放られる服
「めめはそれ着て」
「あっ…」
そう言いながら制服を脱ぐ康二くんについ顔が赤くなる
ダメだ、かっこいい…
「…明日で最後か」
俺が康二くんに見惚れていると
康二くんは制服を見て寂しそうに呟いた
「…康二くん彼女出来ました？」
「出来るわけないやん。俺、めめとラウに時間使い過ぎたわ(笑)」
「第二ボタン、誰かにあげるんですか」
「…」
俺にくださいってはっきり言えばいいのに…
分かりきった言葉で振られるのが怖くて、
そんなこと言えなかった
「…好きな人にな、渡そうと思ってる」
「…っ。そう、ですか…」
初めて聞いた康二くんの恋愛事情に動揺して、
そしてまたズキリと痛む胸には気付かない振りをした
―ガチャッ
「うおっびっくりしたぁ。なぁしょっぴー、毎回言ってるやんノックしてって！」
「あぁごめんごめん。って、はぁ？何お前康二の服着てんだよ」
「…」
「だって制服でご飯食べに行くん嫌やん。勝手に誘ったんこっちやし」
「…まぁ」
「今日くらいえぇやん。な？しょっぴー」
「…ん。もうそろそろ出るから準備出来たら来いって父さんが呼んでるから早くね」
そう言って部屋から出て行く翔太くん
「相変わらずですね、翔太くん」
「もう俺、子供ちゃうのにな。ほんま過保護やねん」
困った顔をしているけど、
本当は康二くんも嬉しいって知ってる
毎日一緒にいる翔太くんが本当に羨ましい…
「ん？」
「俺、康二くんの弟になりたかったなぁ…」
「…そっか」
「毎日一緒にいられる翔太くんが羨ましい…」
「ふふ。でも俺はめめはめめでいてほしいけどなぁ。兄弟になっちゃうと複雑なことだってあるで？」
「複雑なこと？」
「恋人が出来たら寂しいんよ。」
自分は一番じゃないと、あんなに愛されているのに
少し寂しそうに言う康二くんにびっくりした
「もし俺が康二くんの弟だったとしたら、恋人が出来た時に寂しいって思ってくれる？」
「そんなん…。弟じゃなくても寂しいよ…」
冗談で言ったのに
返ってきたまさかの一言にまた
心臓がドクンと音を立てた
好きだって知ってるくせに
そんなことを言ってしまう康二くんは、
やっぱり狡い…
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真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» パス外しました！ (2020年12月14日 0時) (
レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 楽しみにしてます！ありがとうございます！ (2020年12月13日 19時) (レス) id: 471bec5651 (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - テンプレ返信ごめんなさい… (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます！Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。０時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - トマト鍋さん» コメントありがとうございます！Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。０時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 17時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真夏野スピカ
| 作成日時：2020年11月13日 19時
