初恋のはなし

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どうしても会えない時は連絡するねと言っていたけど、今のところ、週2で会うことが出来ていて、大分寂しいって思っちゃうことが、減ったように思う。
仕事で遅くなって、ご飯は食べれなくても、会いに来てくれて、『充電しようね』って、ぎゅーしてくれる。
やばい、幸せで死ねる。

今日は月曜日で、福良先生に会える日。
実は、A、料理が大の苦手なのです。
というか、あんまりやった事なくて…調理実習でも、『あんた危ないから！もう、見てて！』って言われちゃったくらいだし…。
福良先生のために、なんか作りたいとは思うんだけど…ハードルが高くて、申し訳ないんだけど、一緒にお弁当買いに行ったり、お米だけ炊いて、お惣菜買ってきたり…。
もっと色んなことが出来る大人の女性になりたいなぁ。
なんて考えていると、ピロンっとLINEの通知音が聞こえてくる。

『今から行くね。俺の好きなおかず買っちゃったけど、大丈夫？』

今日は、帰りに福良先生が買ってきてくれたみたい。ありがたやー。

『ありがとうございます！！お待ちしてます！』

と返して、ドキドキワクワク。
最初の頃は、ドキドキし過ぎて、なんにも出来ずに時間だけが経っちゃうときもあったんだけど、最近はお互いにいい距離感が出来てきたように思う。
お互いにやることがあれば、福良先生はパソコンをしたり、Aは課題をしたりするけど、のんびりできる時は、一緒にYouTubeを見たり、テレビを見たり、この間は、福良先生が教えてくれたクイズのアプリを一緒にしたり(QuizKnockとコラボしてて、福良先生のアバターは何としてでもゲットしました)、とにかく福良先生と色んなことが出来て楽しくって幸せ。


福良先生が買ってきてくれたご飯を食べて、片付けをして、隣に座ると、『ぎゅーしたげる』って言うから、恥ずかしいんだけど、遠慮なく福良先生の胸に飛び込む。
ぎゅーは、ドキドキし過ぎて、なかなか慣れないんだけど、胸がいっぱいになって、あー幸せだなぁって思えて、大好きなんだ。
福良先生の匂いに包まれられるのも、嬉しいポイント。
すーはーすーはーって匂いを嗅いでいると、『A、子犬みたいだね』なんて、からかわれちゃう。

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