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04意図的 ページ4

あれから3日ほど経った今日。








偶然に会った毛利蘭ちゃんと鈴木園子ちゃんと立ち寄ったポアロのお店で、偶然いたバイトくんを監視中です。




え?偶然が多い?




気のせいだよ。









「Aお姉さん、そんなに安室さんのこと見つめてどうしたの?」





めっちゃガン見してたら、カウンターでジュースを飲んでた小さな探偵くんが私に問いかけてきたよ…。






そりゃそうか。
店内にじーっと見てる女の人がいたら怪しいもんね。






なんでか分からんが、子供の純粋さって怖い。
そしてこの子は観察眼が鋭すぎる。







『コナンくんったらやだ〜。そんなのイケメンだから目の保養に眺めてるだけだよ〜』








バイトくんがイケメンで良かったと初めて思う。
すごく言い訳がしやすい。









「え!?Aさんて安室さんのこと好きなんですか?」







ガタンと音を立てて立ち上がる向かいの席の蘭ちゃんが少し興奮している。






さすが女子高生。
恋バナ大好きだわ。






私もあと少し若ければ…。









あぁ、でもこの展開って私が彼のことを好きっていう設定フラグたつんじゃない?







「へぇ〜。それは光栄ですね。まさか貴女に好かれていたなんて」







手が空いたのかこちらに歩いて来た話題の本人。





来なくていいよ…。



そのまま仕事しててくれないかな?





フラグ回収しに来るなよ…。









「よく見たらお二人さんってお似合いなんじゃないの?」







園子ちゃんがストローでアイスコーヒーを飲みながら他人事のように言った。









もうフラグ回収しきってるのにその追い打ちはやめてよ。








もう私の心は大ダメージくらって修復不可能状態だよ。









そしてなにこの空気。






私がまるで告白をOKするような雰囲気醸し出さないでください。






冗談じゃない。







誰が隣人生活初日から薬を盛るやつ(疑惑)と付き合おうなんて思うものか。









ここはあくまで演技。




耐えろ!A!!









『いや〜、相沢さんみたいな素敵な人は私にはもったいないよー?』









困ったように照れ笑いをしておけば、誤魔化せるはず。









しかし、周りの反応があまりよろしくない。









コナンくんの目まで点になってる。









「あいざわ?さん?安室さんじゃなくて?」








蘭ちゃんのツッコミによって気づく。







あ、また名前間違えた。

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作者名:星香 | 作成日時:2019年5月8日 17時

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