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「ゾムさんに関してはある程度理解しました。では他の三名は？」
「チーノはお前も知っている通りだ」
そう言われ、横目でチラリとトントン様を見るとこちらを鋭い目付きで睨んでいた
「....お前なんであの時俺を選んだん」
それだけ言うとトントン様はふいっと視線を逸らした
恐らく受け止めたくないのだろう
自分の代わりにチーノさんが捕まったことを
「戦力を確保しろ、という彼の意思です」
「.....そうか」
私の言葉を聞き、トントン様は俯いて爪が食い込むほど拳を握りしめた
「...ではエーミールについてだが、お前も知ってる通りエーミールは戦争中は城に待機していたが、城に潜入してきたa国の軍人に捕らえられてa国へと連れて行かれた。オスマンの負傷はその時のものだ」
「a国の軍人が城に潜入......城の警備は一体何を？警備達も一般兵でそこそこの戦闘力はありますよね？」
「警備はゾムが全員倒した。と言っても気絶していただけだったが」
「...そうですか」
a国のただの軍人があの大勢の警備をエーミール様達に気付かれもせずに倒すなんてありえない
そんなことができるのは我々国の城の間取り、警備の位置を完璧に把握していて、尚且つ暗殺が大の得意であるゾムさんだけだ
あの時のしんぺい神様の、"ゾムが..."という言葉の続きはこれか
「ロボロ様については概ね予想がつきます。探せないのでしょう彼を。それに特化したロボロ様と代理のエーミール様がいないから」
「そうだ」
「そこで必要になってくるのが私のハッキング能力.....ですか」
グルッペン様は真剣な顔をして首を縦に振った
「我々の第一の目的はロボロの奪還だ。アイツを連れ戻すことが出来ればある程度の"情報"が揃う。そうすればエーミールとチーノを助けに行ける算段が整う。オスマンも完治し、幹部が揃えばゾムも助けに行ける」
「それが貴方方の見据える目的ですか」
「嗚呼。そして我々に今必要なものは"情報"と"ゾムにも勝る程の戦力"だ」
...私は私なりの考えがあってここに来た
今我々国と手を組むことは私にとってメリットでしかないのだが一つ気になることがある
「貴方方の目的は分かりました。ですが一つ気になる点が。私が必ず幹部に戻る、と貴方は言いましたがどういうことです？」
そうグルッペン様に問うと鬱様が紺青色の瞳をこちらに向け微笑する
「俺が言うたこと、忘れた訳やあらへんよな？」
「...あぁそういうこと。確かにそれは断れないな」
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ツツジタケ - 続き楽しみに待っています！本当にこの作品大好きなんで一生待ち続けます！ (10月25日 20時) (
レス) @page25 id: 5d2983dfbd (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ。(プロフ) - 続き楽しみにしております！ (2023年3月14日 20時) (レス) @page25 id: 2b9d230f0e (このIDを非表示/違反報告)
ましかに - 続き楽しみにしてます！！！！更新頑張ってください！！！！ (2022年7月12日 23時) (レス) @page25 id: b45f3d1284 (このIDを非表示/違反報告)
やくると(プロフ) - 新話の投稿、ありがとうございます (2022年5月22日 23時) (レス) @page24 id: c7fc45db3f (このIDを非表示/違反報告)
もずくとこん。 - 続き楽しみ!!応援してますぅぅ! (2022年5月8日 20時) (レス) @page23 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なき | 作成日時：2021年3月12日 22時
